本日のブランチは、知る人ぞ知る一品、「しめ鯖サンド(サバサンド)」。
そして、濃い目にいれたほうじ茶を牛乳で割った「ほうじ茶ラテ」。
これまで「美味しんぼ」や「クッキングパパ」等の著名漫画や「ヨルタモリ」でタモリさんが紹介。
半信半疑でつくってみたら美味しかったと評判のサンド。
私がその存在を知ったのは先日NHKで放映されていた「本棚食堂」でした。
「美味しんぼ」の主人公山岡さんが「こりゃ本当に死ぬ!美味しくて!」と絶賛したしめ鯖サンドをつくってみないわけにはいかない!という使命感。
※「美味しんぼ」(雁屋哲/花咲アキラ/小学館)47巻より
単純に食欲が勝ってしまった以外の理由はないのですが、材料がしめ鯖さえあればなんとでもなりそうだったので、忙しい朝でもさっとつくってしまえそうと思ったからです。
究極の「しめ鯖サンド」の作りかた
しめ鯖サンドは漫画やテレビで取り上げられることも多数あったこともあり、既にご存じの方もいらっしゃると思います。
「ヨルタモリ」で紹介されたタモリ流サバサンドは、しめ鯖ではなく「サバの一夜干し」を使い、野菜はレタス、ソースはマヨネーズに醤油です。
一方、「美味しんぼ」で登場したしめ鯖サンドは、「しめ鯖」を使い、バターとホースラディッシュ(西洋わさび)を混ぜ合わせたソースです。
「クッキングパパ」の第90巻の第873話に登場する「シメサバサンド」は、同じく「しめ鯖」に、大葉と玉ねぎ、いりごまをのせて、マヨネーズにわさびを混ぜ合わせたソースに使うというもの。
その他、しめ鯖や一夜干しではなく、塩サバを使ったり、ソースにマヨネーズに粒マスタードを使ってレモンを効かせていただくトルコ風等、バリエーションもたくさんあります。食パンではなく、バゲットにはさむのもオシャレですね。
せっかく作るのであれば、いいところ合わせレシピがいいな!ということで、
1.調理時間短めで簡単
2.初めて使う食材の要素あり
の2つのポイントで検討した結果・・・以下のレシピになりました。
【材料(2人前:食パン4枚分)】
・しめ鯖 半身1パッケージ ※1㎝幅にすぎ切りにする
・大葉
・玉ねぎ 1/4 ※2㎜程度に薄く切って、水にさらしておく
・ホースラディッシュ 小さじ1~ ※チューブタイプが便利
・バター 大さじ2.5~
・食パン 4枚 ※厚さはお好みで・・。おつまみ用ならサンドイッチパン程度、朝食用なら厚めで)
【作り方】
1.ホースラディッシュとバターを混ぜ合わせてソースをつくる。 バターが固い場合は耐熱容器にいれて軽くレンジで10秒程度チンすると、ホースラディッシュと混ぜ合わせやすくなります。ちなみに熱伝導でバターが柔らかくなって塗りやすくなるこのバターナイフであれば電子レンジの必要もありません。
2.しめ鯖はケチらずやや厚め(1㎝程度)にそぎ切りにする。
3.玉ねぎは2mm程度に薄く切り、水にさらしておき、サンドする直前によく水を切る。
4.食パンをトースターでこんがりと焼き目がつく程度焼く。
5.トーストできたら、1のソースを4枚とも片面にまんべんなく塗る。
6.あとは具材を順番にのせてサンドするだけ。サンドする順番は、「食パン → ホースラディッシュ+バター → スライス玉ねぎ → しめ鯖 → 大葉→ ホースラディッシュ+バター → 食パン」です。
▼この程度の大きさのしめ鯖のほうが主張していい感じ。
2人前につき、サイズにもよりますがトースト1枚(サンドする片方)あたり4枚並べるので計8枚あればよいです。
▼大葉は2枚をこのように重ねます。最後に同じくソースを塗り付けた食パンでサンド。
7.サンドしたら、少し上から押しつけて少しだけ放置してから、3等分に切り分けると味がなじみます。
「しめ鯖サンド」実食!さっぱりした鯖の旨味を感じる美味しさ!
カリッカリに焼いたトーストでサンドしたしめ鯖サンド。
バター&ホースラディッシュの組み合わせがこんがりトーストとしめ鯖に絶妙にマッチしています!これは美味い!!!
また大葉とスライスした玉ねぎの食感とすっきり感がいいアクセントになっています。
ホースラディッシュが和と洋をちょうどよい具合につなぐ橋渡し役となっているので、これは代用品のわさびだとちょっと味わいが違ってくるかもしれません。
ここはぜひともホースラディッシュを手に入れることを強くオススメします。
またホースラディッシュはけちらずたっぷりと使うと良いでしょう。
▼ホースラディッシュは国産チューブタイプであれば、ハウスやS&Bから発売されています。160円程度。瓶タイプもありますが、それほど使わないというのであれば、このチューブタイプは少量で使い勝手がよく便利です。
余れば肉料理にそえたりして使えるので無駄にはなりません。
しめ鯖はよくある冷蔵対応のもの。こちらは400円程度。安くなったときにまとめ買いしておくといいかも。
しめ鯖って常備しておくと、意外と便利です。
そのまま刺身としてわさび醤油で食べてもよし、棒寿司だってあっという間にできます。