地元奈良では夏といえば、子供の頃より蕎麦よりも素麺(そうめん)を食べる機会が多く、特に三輪そうめんはなじみのあるブランドの素麺メーカーでした。
手延べ素麺の3大産地といえば、「三輪」・「播州」・「小豆島」と言われています。
その中でも圧倒的に生産量は「播州」が多いのですが、全国的に三輪そうめんの名前が知られています。
それもそのはず、そうめん発祥の地は奈良県桜井市三輪地域だからです。
三輪の手延素麺の技術は1300年以上も前、崇神天皇の御代に三輪の大神主であった大神朝臣狭井久佐の次男、殻主が小麦の生育に適するのを知り、民に栽培させその小麦を以て粉にひき棒状にねり更にこれを乾燥して保存食としたのが始まりとされています。
今年の夏は久しぶりに奈良の美味い素麺を食べたいとおもい、ここ数年気になっていた高級素麺をお取りよせしてみることにしました。
今回取り寄せた素麺は、奈良にある創業300年の歴史をほこる「三輪山本」の「白龍」です。
三輪そうめんは麺が細いほど高級とされているようで、三輪そうめん山本の高級素麺の1つと称される「白龍」は「白髪」に次ぐ2番目の細さの素麺です。
ある程度の麺の食感を楽しみたかったこともあり、「白龍」を選んでみました。
三輪そうめん「白龍」の美味しさの理由
モンドセレクション最高金賞8年連続受賞している、高級素麺「白龍」の特長は以下の通り。
- 白龍専用の小麦粉を使い、熟練の職人による約36時間の手延べ工程を経てつくる本格手延べ素麺
- 極細なのにコシがあり、食感・舌触り・歯切れもよく、時間が経過してものびづらい
- 食味を増すためじっくりと素麺蔵で熟成させているので、素麺そのものの風味もよく、甘味が感じられる
- さっぱりした喉ごしなので、いくらでも食べることができる
この特長を読んだだけでも、素麺好きの方にはなんとしても食べたい!という衝動は抑えられないでしょう・・・
そうめんを美味しくいただく茹で方と薬味の組合せ
開封してまず驚いたのは、この極細の麺。
一般的な素麺の場合、10gで60~80本程度ですが、「白龍」は130本、「白髪」は300本という極細さ。
1束にすると、650本程度です。
そのため、普通の素麺ならば90秒ほどかかるところ、「白龍」は直径約0.6mmの極細麺なので、茹で時間もわずか60秒です。
さらに直径わずか0.3mmと極細の「白髪」ならばわずか30秒。
こちらはおそらく未体験の食感だと思われるので、次回はぜひ試してみたいと考えています。
そうめんが美味しくなる茹で方
1.たっぷりのお湯で強火で茹でるのがコツ。
少ないお湯で茹でると団子状に固まりやすく、風味が落ちるので、5束であれば3リットル以上のお湯が目安です。
2.強火で茹で時間を計って茹でる。白龍の場合は約60秒。
そうめんをいれてからふきこぼれないように強火で茹でる。ざるにあげて完全に湯をきる。
3.茹でたてのそうめんをしっかりと流水で揉み洗い。
ぬめりがでるのですばやくザルにあげて、流水でさます。完全にさめたら、両手で麺をはさんで流水で揉み洗いすると、麺にツヤとコシシがでる。その後しっかり水気をきること。
そうめんと合わせる薬味
わが家のトッピングは、シンプルに錦糸卵、瑞々しいキュウリ、干し椎茸。
おすすめの薬味は、
- 香りを楽しむのであれば、あさつき、のり、ゆず
- 辛味をきかせるのであれば、わさび、しょうが
- 酸味をきかせるのであれば、梅干、レモン
- こくを足すのであれば、揚げ玉、いり白ごま、おぼろ昆布
その時の気分で薬味をかえて楽しむことができます。
「白龍」を実食!のどごし・コシ・風味のバランスが絶妙!
非常に細い麺はつるつると喉ごしよく、ひとり100g(2束)をあっという間に完食。
コシはもちろんのこと、素麺そのものの素朴な甘味を感じられる「白龍」。
これはこれまでに食べたことがない極細麺ならではの食感。
高級そうめんたる所以、食べて納得の味でした。
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サイト 三輪山本 手延べそうめん