本日は秋を感じる素朴な混ぜご飯レシピ、牛肉と旬の根菜ゴボウをつかった混ぜご飯です。
ゴボウは調理前のひと手間が面倒という方でも、直前に切って調理するだけなのでストレスフリー。
実は切ったらすぐに水にさらさないほうがよいのです。
水にさらすと、抗酸化力のあるポリフェノールが失われてしまうので、できるだけそのまま使いましょう。
栄養もそのままで意外と灰汁も気にならず、ゴボウそのものの風味が感じられる、この季節にはぴったりのレシピです。
本日の食材 ゴボウ(BURDOCK)
<由来>
独特の香りと歯ごたえを楽しめる食材として日本では古くから使われていますが、昔は薬草として渡来したといわれています。
日本では根を食用としていますが、欧米は食べる習慣はなく、薬用ハーブとして使われています。
<生産地域・旬>
日本の主な生産地は青森、茨城、北海道、千葉県などですが、地域によってごぼうの旬は異なります。
主として関西地方で栽培されているごぼうの旬は2~3月頃で、「若ゴボウ」と言われています。
一方、関東より北の地方で栽培されているごぼうの旬は11~12月です。
<栄養>
栄養面では、言わずと知れた食物繊維豊富の食材で、ゴボウ100gあたりバナナ5本分相当もあるとか。
ごぼうには不溶性食物繊維と水溶性食物繊維という2種類の食物繊維が含まれており、次のような特長があります。
1)不溶性食物繊維(もそもそ感)
食後の血糖値の上昇を穏やかにする。
コレステロールを吸収を抑制し排出する効果がある。
2)水溶性食物繊維(ねっとり感)
腸内で発酵し、善玉菌の増殖を助ける効果がある。
噛むことで満足感を得やすくなる。
水分を吸収して腸の蠕動(ぜんどう)運動を高めて、腸内環境をよくする効果がある。
今日は腸にやさしい食物繊豊富なゴボウを使って、誰でも簡単にできる混ぜご飯に挑戦です。
秋の根菜ご飯 「牛ゴボウ飯」レシピ
ポイント 皮目に栄養分が含まれているので、できるだけ泥つき牛蒡を買うとよい
ポイント ゴボウは水にさらさず、炒める直前に切ることで香りもよくなるだけではなく、栄養と旨味も残る
【材料(2人分)】
・牛肉(切り落とし) 100g
・ゴボウ 1/2本
・サラダ油 大さじ1/2
・酒 大さじ1
・水 大さじ1
・砂糖 大さじ1/2
・醤油 大さじ1/2
・ご飯 2膳分
【作り方】
1.牛肉は細く切る。ゴボウは、細い部分はそのまま、太い部分は1/2もしくは1/4に縦に切り込みを入れ、5mm幅の輪切りにする。ゴボウは水にさらさず、炒める直前に切る。
2.フライパンに油を入れ、弱~中火でゴボウを炒める。ほぼ火が通ったら、牛肉を加え、炒めて火を通す。
3.酒・水・砂糖・しょうゆを加え、中火にして水気を飛ばすように炒める。
4.炊き上がったご飯に3を加え、さっくりと混ぜる。
わが家のゴボウを使った厳選レシピ!5選
わが家でリピート中のゴボウを使った人気レシピをご紹介します。どれも甲乙つけがたい鉄板レシピです。
1.万能調味料として常備しておきたい、「ゴボウ味噌」
まずは万能調味料の「ゴボウ味噌」。
そのまま茹でた野菜につけて食べたり、白いご飯にのせて食べたり、肉魚のソースからパスタソースとしても幅広く活用できる、万能調味料です。
2.若返り・ダイエット効果が期待できる、「ごぼう茶」
切り干し大根と同じく、常備している干ごぼう。
干しごぼうを炒って、ポッドにお湯にと一緒にいれて温めると体にもやさしい「ごぼう茶」に。
3.何これ!美味すぎ!絶品「牛蒡とベーコンの洋風炊き込みご飯」
毎年、ゴボウの季節が待ち遠しくなる絶品炊き込みご飯がこちらのレシピ。
ゴボウ×ベーコンの組合せは鉄板です。
スパイシーな黒胡椒が大人の炊き込みご飯に。
4.シンプルなのに味に深みのある、「コンニャクと牛蒡の甘辛炒め」
ご飯のおかず、酒の肴にもぴったりの甘辛炒め。
ゴボウのシャキシャキ感とプリップリっのコンニャクの食感が癖になって、ついつい食べ過ぎてしまいます。
5.〆まで美味しい「飛鳥鍋」
これからの季節に特におすすめの鍋がこちらの「飛鳥鍋」。
牛乳たっぷり、鍋底にしいた盛りだくさんのゴボウからでる出汁が美味しくて箸がとまりません。
食物繊維たっぷりの牛蒡をもりもり食べることができるオススメのレシピ。
そして最後のお楽しみ、〆のリゾット風雑炊は絶品。
この〆を食べたいがこそつくりたくなる郷土鍋です。