書斎でテレワークをしていると、少々肌寒く感じる季節になりました。
床暖やエアコンをつけるまではないけれど、体を温めるのに良いものがないかと探していたところ、無印良品の「ホットマット 」の存在を知り、さっそく購入。
結論からいうと、即決して大正解。
電源をいれたら、1分もしないうちに座面からじんわり温まり、業務に集中できるようになりました。
特に冷え性の方はもちろんのこと、私のようにテレワークや趣味で座って作業をすることが多い方は、暖房サポートアイテムとして買って損はないでしょう。
「無印良品ホットマット小」商品概要
ホットマットの3つの特長
ホットマットの製品仕様について
無印良品ホットマット小の仕様
商品名 | 無印良品「ホットマット小」 |
型番 | MJ-PHC44 |
原産国・地域 | ベトナム |
生地(表布) | フランネル |
仕様・混率 | 表布/裏布ポリエステル100% |
安全装置 | 温度ヒューズ |
温度制御方式 | 電子式制御 |
サイズ | 約40×40㎝ |
重さ | 0.42kg |
コード長 | 1.4m |
消費電力 | 27W |
温度切替 | 43℃のみ(表面温度) |
電気代目安 | 約0.37円(1時間あたり) |
無印良品のホットマットは広電のOEM製品
実はこの商品、「広電」という暖房器具メーカーのOEM製品です。
無印良品は40サイズの1種類のみですが、広電さんの商品ラインナップには、同じ座布団サイズでも4種類(40/45/50/60サイズ)のバリエーションがあります。
仕様面では、サイズ感や手触り感のよいフランネルの表生地、電源のオンオフ切替のみといった機能も同じ、違うのは生地のデザインやカラーです。
無印か広電かは、お好みのカラーや大きさで選ぶとよいでしょう。
私は使い勝手がよかったので、2枚目はインテリアにあわせて、グレー色を基調とした北欧っぽいツリー柄のホットマットを追加購入しました。
公式サイト 広電
「無印良品ホットマット小」レビュー
サイズ感:座面にぴったりのコンパクトサイズ
40㎝×40cmの正方形で、椅子の座面や足元に置いて収まるサイズ感。
いわゆるホットカーペットと違って、厚みもなく軽いうえ、電源がとれるところであればどこにでも持ち運べるポータビリティのよさが特長です。
実は無印良品の「フットヒーター」という商品(こちらも広電さんのOEM製品)を8年ぐらいまえに購入して以来、いまでも現役で使っているですが、「ホットマット」という形態に魅かれました。
フットヒーターの場合、足元に設置するしかありませんが、ホットマットは小さいサイズの軽量ホットカーペットのようなものなので、フットヒーターのように足元に敷いたり、椅子に座布団のようにおいてお尻を温めるなど、使い方に自由度があります。
重さもフットヒーターは本体だけで1.5kg、かさばるACアフダプタも0.15kgあるのに対して、ホットマット(0.42kg)は電源コードのみということもあって、軽さと取り回しの良さの点においてもフットヒーターよりも〇。
以前は無印フットヒーターのような形状が大多数でしたが、今はホットマットのような薄手の暖房サポート器具が主流になっているようです。
質感:肌ざわりがよく保温性の高いフランネル
触り心地
表生地は、保温性と保湿性に優れたフランネル。
ふんわり柔らかな起毛した生地は、ふさふさと肌触りもよく心地よいです。
唯一の欠点ともいえるのが洗濯できないこと。
日ごろのお手入れは、電熱線がはいっているため洗濯はNGです。
表面の汚れは掃除機で吸いとり、汚れがひどい場合はぬるま湯で薄めた台所用中性洗剤を布やスポンジに含ませてやさしくふきとりましょう。
色合い
本体カラーはブラウンとのことですが、表生地が光沢感のあるフフランネルということもあり、光のあたりぐあいによって多少変化します。
実際に無印良品のブラウンと広電のグレーを並べても、明かりに加減で判別はつかないな・・・というのが正直な感想です。
機能:潔いほどシンプル、温めることに特化
温める機能に潔いぐらい特化しているため、電源のオンオフの切り替え以外はなし。
切り忘れタイマーなし、温度調節もできませんが、シンプルな機能にしたからこそ、とても使いやすくなっています。
ちなみに、同じ無印良品のフットヒーターは強(約50℃)と弱(約42℃)の切替が可能です。
現在は販売されていないので、もし温度調整ができるモデルが欲しい方は、広電の別ラインナップのホットマット(温度調整付き)も選択肢として検討してみてください。
スマートプラグで電源器具の操作は厳禁!
ホットマットは表面温度も43℃程度で、安全装置(サーモスタットなし、温度ヒューズのみ)がついていますが、電気敷毛布のように長時間肌にふれるような使い方は厳禁です。
その自然な存在感から、うっかり電源を切り忘れてしまうこともしばしばあります。
そんな時には、スマートプラグで音声やタイマー制御できれば・・・と誰もが思いがちですが、断熱器具への利用は危険なので絶対やめしょう。
スマートプラグは基本的に、電気ストーブやこたつ、電気毛布といった暖房器具、電気コンロのような電熱器など、火災や感電などの危険を生じる恐れがあるため、「電気用品安全法」ではこのような製品への接続や遠隔操作が火災の危険性により禁止されているからです。
便利さゆえスマートプラグ連動はやってしまいがちですが(他ブログでもそのような使い方を紹介している)、くれぐれもスマートプラグでホットマットの遠隔操作はしないようにしましょう。
電気代:1日わずか3.7円、1シーズンでも270円
気になる電気代も、1時間あたり約0.37円。
1日8時間使っても約3円、1シーズン使っても約270円と、家計にもやさしい節電タイプ。
暖房サポート器具として考えれば、十分許容範囲です。
※1シーズン3か月(90日/1か月30日)、1日に8時間使用の前提で、1kWh=27円(税込、新電力料金目安単価)で算出。
使用感:速暖性あり、身体が芯までホカホカ温まる
電源を入れると、1分も経過しないうちにすぐに温かくなります。
暖房器具だと部屋が暖まるまで時間がかかるけれど、これならピンポイントながら速暖性あり。
座面からのあたためは想像以上に快適です。
足元や腰回りを部分的に温まることで、身体全体がここまでホカホカになるのかと感動しています。
フランネルの表生地が手触りよく、座面の厚みもちょうどよい感じでクッション性も十分。
なによりも薄くて軽いので、持ち運びの負担がありません。
わが家の使い方
ホットマットはリビングにあるダイニングチェアとテレワーク部屋のアーロンチェアに敷いて、朝の冷え込みや午後日が陰って肌寒くなったときに使っています。
電源コードの取り回しが多少煩わしいかな・・・と感じていましたが、スイッチのあるコントローラーが背面になるように置き、コンセントの位置にあわせてコードの出す方向を変えることで、コードが邪魔にならず、意外とすっきりと座面に収まります。
テレワーク部屋はアーロンチェアがブラックなので、広電のホットマット(ツリー柄のグレー)を使っています。
ただ正直なところ、その光沢感ゆえ、あまり見え方の印象には差がなかったです。
参考までにブラウンとグレーを2種類おいて撮影してみました。
ひざ掛け併用で独りコタツ仕様に
より効果的に温めたいかたは、ひざ掛けを併用することで「独りコタツ」にもなります。
また、床の素材によって多少温まり方に差があるようで、特にPタイルやコンクリート、大理石の床の場合、ホットマットの下に断熱保温シートや毛足の短いカーペットなどを敷くことで、熱伝導効率が高まります。
足元用に床上に置いてみたけど、温まりが弱いな・・・と感じた方はぜひ対策してみましょう。
まとめ:これからの季節手放せない、マストバイアイテム
以上、無印良品の「ホットマット小」のレビューでした。
温めることだけに特化し、洗濯不可・タイマーなし・温度調整機能なしと割り切った商品ですが、機能を絞ったからこそ、気軽に扱える商品です。
フットヒータータイプを長らく愛用していましたが、足元以外も座面を温めることもできるホットマットは使い勝手もよく気にいりました。
肌寒くなった秋口はもちろんのこと、これからの本格的な冬の冷え込み対策にも十分活躍する、暖房サポートアイテムのひとつになることは間違いないでしょう。