本日は朝から雪が本降りとなり、ますます冷え込みそうな気配。
そんな時はやはり体を芯から温めてくれる鍋料理がぴったりですね。
これまでメディアで何度か紹介されていた栗原はるみさんの「大根そば鍋」を週末の晩御飯につくってみることにしました。
使う材料は、豚肉とこの時期鍋には欠かせない大根とせり。
大根はピーラーでそばのように薄くスライスすることで火が通りやすくなり、スープともからみやすくなります。
旬のせりはみずみずしさと独特の香りが食欲をそそります。
薄切りの豚肉をしゃぶしゃぶした後、大根そばとせりをまき、挽きたての山椒をふりかえて一緒に食べると・・・!!!
シンプルな食材だけど、口の中いっぱいに広がる美味さに正直驚きました。
豚肉の甘味、大根のシャキシャキ感、せりの爽やかな風味と歯ざわり、スパイスがわりの山椒の芳醇な香りが見事に調和しています。
薬味として柚子胡椒やわざび、七味唐辛子などもよいですが、やはりここは粉山椒、それも挽きたての山椒をおすすめします。
もし少し物足りないと感じたら、焼いた切り餅を加えるとボリュームもでておなかも満足します。
栗原はるみさんの「大根そば鍋」のレシピ
【材料(4人前)】
・大根 長さ20cm(500g程度)
・せり 2把(150g程度) ※みつばでもよい
・薄切りの豚肉(しゃぶしゃぶ用)※栗原さんは豚バラ肉とロース肉の組み合わせ
・切り餅 4個 ※あらかじめトースターで焼いたほうが香ばしくておいしくなります。
<A>
・出汁 カップ8
・醤油 大さじ2
・薄口醤油 大さじ2
・酒 大さじ2
・塩 小さじ1
<薬味>
・柚子(串切り)、七味唐辛子、柚子胡椒、粉山椒などお好みで
【作り方】
1.かつお(またはかつお&昆布)で出汁をとる。
2.大根は皮をむいて、縦に1.5cm間隔で深めに包丁で切り目を入れる。ピーラーで麺のように薄く、細長く削る。
ピーラーで薄くむいていきます。切れ目がなくなったら、再度包丁で切れ目をいれます。
3.せりは根元を切り落とし、5~6cm長さに切る。※切り落とした根は流水できれいに洗って泥を落として食べます。
4.鍋に<A>を入れて火にかける。煮立ったら、大根を適量入れる。※私はここで3の切り落としたせりの根も一緒に煮ます。
5.大根の上に豚肉を適量1枚ずつ広げながら重ならないように加える。
6.豚肉の色が変わったら、アクをとり、せりを適量加えてさっと火を通す。※せりは茎を先にいれて5秒、5秒経ったら葉の部分を投入して+10秒がちょうどよい状態に茹で上がります。
7.器にとりわけて、お好みの薬味でいただく。食べるぶんだけ、大根・せり・豚肉を鍋にいれていく。茹ですぎに注意する。※個人的に断然おすすめの薬味は粉山椒。挽きたてがとてもおいしいです。
8.少し物足りないと感じたら、トースターで焼いた切り餅をいれて旨味が凝縮したスープで煮るとおなかも満足です。
焼き餅には柚子胡椒があいますね。
dalahastのつくってみた感想やポイントなど
・せり好きにはたまらない鍋。水菜やみつばではなく、せりを必ず探してでも用意すべし。
・薬味の粉山椒がぴりっと効いて、豚肉と大根、せりのおいしさを一層ひきたてるのでオススメ。
・ピーラー薄切りの大根やせりは火がとおりやすいので、さっと湯がくのがよい。
・切り落としたせりの根は捨てがちですが、流水で泥水を落としたら、出汁とともに茹でて一緒に食べる。甘みもあり美味しい。汚れが気になる方は歯ブラシなどを使うとよいかも。
・切り餅はそのまま入れるのではなく、トースターで焼き目をつけると香ばしくてさらにおいしくなる。
美味しさ:★★★★★
ミル付きで新鮮な挽きたての山椒の風味を楽しめる、こちらの山椒をつかっています。詰め替えもできるので使い勝手もよいですよ。
わが家で愛用中の貝印のピーラー。左利きにはT字型が使いやすいようなのであくまでも右利き用としては切れ味よくオススメです。