私は普段から長傘ではなく、軽量な「折りたたみ傘」を愛用しています。
少し天気が怪しい時や出張時には収納場所をとらない、コンパクトな折りたたみ傘はとても便利です。
ただ従来の折りたたみ傘は、車やバスの乗り降りや、建物にはいるときに閉じて収納するときに雨粒で手が濡れてうんざりすることもしばしば。
また風雨が強い日は、折りたたみ傘ではまったく役にたたず、長傘では晴れた時にリュックにも収納できないため、できるだけコンパクトで強度のある傘を探していました。
今回、そんな悩みを解決する次世代の折りたたみ傘「Nano Easy Umbrella」を、AFU様よりいち早くサンプル品のご提供をいただきましたので先行レビューいたします。
現在、「Nano Easy Umbrella」はクラウドファンディング「Makuake」で出資を募っており、Makuakeにて支援することでのみ入手することができます。
参考 ワンタッチでキレイにたためる晴雨兼用折りたたみ傘
Nano Easy Umbrella(折りたたみ傘)概要
<折りたたみ傘の仕様>★注目ポイント
男性用 | 女性用 | |
重量: | 約460g | 約470g |
全長(高さ): | 約60cm | 約54cm |
収納時の長さ: | 約33cm | 約28cm |
直径: | 約117cm★★★ | 約110cm★★★ |
親骨数: | 8本 | 8本 |
開閉: | ワンタッチで開閉★★★ | ワンタッチで開閉★★★ |
カラー: | ブラック | ベージュ |
※尚、今回のレビューには含みませんが、女性用も同様にクラウドファンディングで出資を募集中です。
撥水性が高く、晴雨兼用、ワンタッチ自動開閉のできる折りたたみ傘です。
生地の裏側に特殊な構造の透明板を32枚組み合わせることで、生地がゆるまないように仕立てているため、スムーズに折りたたみやすくなっています。
Nano Easy Umbrella (折りたたみ傘)レビュー
1.ワンタッチ自動開閉でストレスフリー
持ち手部分にあるボタンを押すだけで瞬時に自動開閉します。
開くだけではなく、閉じるときも自動なのがこれまでになかったところ。
片手だけでスムーズに開閉できるので、鞄や荷物を持っていても大丈夫。
注意点としては、閉じるためにボタンを押してしまうと、その状態から手を使っても傘を開くことができません。
一度傘を閉じ戻してから、改めてボタンを押して開く必要があります。
2.傘が巻きやすく収納しやすい
傘の生地が巻きやすくなっており、すばやく折りたためます。
通常の折りたたみ傘では傘の生地がよれるため、きれいにまとめて収納するためには時間がかかりがちです。
この傘には傘内側に形状をキープするための薄い透明版が32枚も施されているため、生地がゆるまないように工夫されています。
そのため、折りたたんだ後、時計回りに傘生地をくるりとまわすだけで、元通りのまるめた状態に戻ります。
3.広げた傘の直径は驚きの117㎝
私が普段から使っている折りたたみ傘、モンベルのトレッキングアンブレラの直径は98㎝です。
そのため、ビジネスリュックを背負った状態では濡れてしまうこともしばしば。
一方、この「Nano Easy Umbrella」は広げた時の直径が、長傘の中でも大きめサイズに匹敵する117㎝もあるので、リュックを背負った状態でも濡れません。
4.撥水性が高い
傘生地の表面に撥水性のよいテフロン加工、ナノコーディングをほどこしているため、 傘を数回振るだけで雨粒が落ちるようになっています。
傘をしまうときに傘についた雨粒で濡れてしまいがちですが、水はけのよい素材で濡れにくいのはうれしいですね。
5.強風・豪雨時も使える
公式サイトの実験結果では風速110km/h(25~30m/s)でも耐えられる折りたたみ傘とのこと。
これは気象予報では「非常に強い風」と定義される平均風速であり、”人が何かにつかまっていないと立っていられない、飛来物によって負傷するおそれがある”状態です。
早さの目安でいえば、高速道路を走っている自動車のスピードといったイメージですので、かなりの風の強さです。
現実的にはそのような状況で外出して傘を使うケースはあまり想像できませんが、カーボンファイバー製の親骨は弾力性があり、これまでの貧弱な折りたたみ傘と比べても十分強度があります。
8本の親骨(アルミフレーム)に先端部分は弾力性のあるグラスファイバーを使った作りで、一般的な折りたたみ傘と比べても、手にもったフイット感はぐらつかず、しっかりした安定感があります。
6.晴雨兼用で日傘男子にもぴったり
今、話題の「日傘男子」にもうれしい、SPF50+で紫外線対策もばっちりです。
※SPF:Sun Protection Factor(紫外線防御効果)、上限は50+
女性用は内側にブラックコーディングを施すことでさらに紫外線防止効果を高めるようになっています(その分、重さはメンズ用よりもあります)。
以上、6つの特長がある折りたたみ傘ですが、これだけの強度とサイズがあるため「重量感」は否めません。
実際、長年私が使い続けているモンベルの折りたたみ傘(150g程度)に比べると、実に3倍とそれなりの重さ(460g)もあります。
ただ重さでいえば、素材にもよりますが一般的な紳士用の傘が400~600g、ビニール傘が400gと同等レベルだと考えると、「長傘並みの大きさと強度を備えた折りたたみ傘」と言えるでしょう。
自動開閉式折りたたみ傘の使用上の注意点
とても便利な自動開閉式の折りたたみ傘ですが、使うにあたって注意することがあります。
最近では自動開閉式(ジャンプ式)折りたたみ傘の取っ手が目にあたってけがをしたなど、けがに関する相談が東京都消費生活総合センター多数寄せられています。
- 自動開閉式(ジャンプ式)折りたたみ傘を閉じようとした時、閉じきれなくて勢いよく開いた。かさの取っ手が目を直撃し、けがをした。(傷病期間1カ月以上)
- 1か月前購入した自動開閉式(ジャンプ式)折りたたみ傘を開こうとしたら、手が滑って取っ手が目に当たりけがをした。(傷病期間3週間~1カ月)
自動開閉式(ジャンプ式)折りたたみ傘は、手元のボタンを押すと強い勢いで取っ手が飛び出します。
開く時は人に向けず、顔から離して操作しましょう。
また、傘をたたむ時は中棒がきちんとロックされるまで押し込むなど、十分注意しましょう。
Nano Easy Umbrella はこんな人におすすめ
- しっかりと安定感のある折りたたみ傘がほしい
- できるだけ濡れずに、しまいやすい傘がほしい
- 風雨が強い時にもひっくり返らない折りたたみ傘がほしい
- 自動車の乗降時にワンッチでスムーズに開閉できる傘がほしい
- リュックを背負っていても雨に濡れないサイズの折りたたみ傘がほしい
これまでの折りたたみ傘といえば、万が一、雨が降った時のための非常傘という位置づけで、強風や豪雨時での利用にはいささか心もとないものでした。
その点で「Nano Easy Umbrella」は長傘ばりに強度もあって、広げた時の直径が117㎝もあるので、私のように普段からビジネスリュックを愛用するビジネスマンにとっては必要十分な「サイズ感」もあって、普段使いの傘としても問題なく使えます。
しかも、撥水性に加えて、雨でしわくちゃになりがちな傘の生地がまきやすく折りたためるように、「折りたたみやすさ」にこだわった商品設計で、雨天時のストレスも軽減されますね。
私のように風雨の強い時にもできるだけ長傘はあまり持ちたくない、長傘と同程度の強固な折りたたみ傘を探している方にはマッチするのではないでしょうか?
まとめ:常時使える「折りたたみ傘」としてどうぞ
多少重さを感じるものの、雨脚が強い日の外出時にも安心して使える心強い「折りたたみ傘」。
マットなブラックカラーでビジネススーツにもしっくりくるデザインなので、これまでの折りたたみ傘では満足できなかった方も満足できるでしょう。
私は悪天候時の通勤用の傘として、車を運転して出かけるときにの移動用の傘として使っていこうと思います。
「Nano Easy Umbrella」は8月30日までMakuakeにて支援可能ですので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか?
参考 ワンタッチでキレイにたためる晴雨兼用折りたたみ傘