NHKラジオ、NHKテレビとも秋からの語学講座がスタートしました。
春からの新年度に乗り遅れた方でも、まだまだ間に合います。秋の講座がスタートしてまだ第1週しかたっていませんので挽回可能!
スマホでの語学学習方法については、過去「春は語学学習の始まり iPhoneでNHK語学講座」で紹介してからもう数年経過していることもあり、今回アップデートをかねてエントリーしました。
NHKラジオ講座をスマホで持ち運ぶ方法
オンタイムでNHK講座を視聴しながら勉強するのも緊張感があってよいですが、うっかり聞き逃してしまうこともあるかもしれません。
また毎日の通勤・通学のわずかな隙間時間や、ランチの休憩時間で講座の音声だけでもちょっと聴きたいというときもありますよね?
もちろんCD-ROMでも販売されていますし、スマホ専用のアプリでは有料コンテンツとして販売されている公式コンテンツを使う手もありますが、できるだけお金をかけずに学習する方法があります。
NHK語学学習のWEBサイト(要無料会員登録)では過去1週間分の放送をストリーミング形式で視聴することができます。
ストリーミング形式ですので、ローカルのPCやスマホへのダウンロードはそのままではできませんが、一般公開されているフリーウェアを使うと簡単にNHKのWEBサイトでストリーミング配信されている番組をMP3に変換し、さらには保存ファイル名などもカスタマイズしてダウンロードすることができます。
CaptureStream(キャプチャストリーム;現在は20140419が最新版)と有限会社高梨IT製作所の「きゃぷる★しゃべる」(旧称:NHK語学ラジオキャプチャツール)現在はver.10.1が最新版の2つが代表格です。
ただNHK側の仕様により、使えなくなる⇒バージョンアップ対応の繰り返しですので、タイミングによっては過去放送をダウンロードし逃すこともあるのでご注意を。また各自でダウンロードしたコンテンツの利用は個人で学習する範囲内でご利用ください。
私が現在愛用しているのは、複数講座をまとめてダウンロードでき、保存するファイル名を指定できるCaptureStreamです。
万が一ダウンロードできない場合は後者のフリーウェアを代替手段で使っています。
CaptureStreamで対応しているNHKラジオ語学講座は、
基礎英語1/基礎英語2/基礎英語3/英会話タイムトライアル/ラジオ英会話/入門ビジネス英語/実践ビジネス英語/攻略英語リスニング/英語で読む村上春樹/エンジョイ・シンプル・イングリッシュ/まいにち中国語/レベルアップ中国語/まいにちフランス語/まいにちイタリア語/まいにちハングル講座/レベルアップハングル講座/まいにちドイツ語/まいにちスペイン語/まいにちロシア語
の全18講座です。
NHKラジオ講座の音声コンテンツ視聴には純正語学プレイヤーがおすすめ
CaptureStreamなどでダウンロードした音声は、NHK公式のNHK語学プレイヤー(無料)がおすすめです。
このアプリはNHKの語学講座を毎月テキスト+音声のコンテンツをセットでこのアプリ内で有料で購入することができますが、一部機能以外はそのまま無料でも使うことができます。
話速変換も、「0.5→3.0倍」まで変換可能です。
また早送りと巻き戻しとも「2秒→4秒→8秒→16秒→30秒」から設定可能。早送り、巻き戻しそれぞれカスタマイズできます。
もちろん再生バーのところを指タッチで先送りなど、指定箇所をどこでも再生可能です。
ダウンロードしたラジオ講座音声ファイルの移動方法について
【iOSの場合】
まずiOS(AppleのiPad, iPhone)の場合は、itunesでmusicに上記ツールでダウンロードした音声コンテンツを読み込ませます。
次にiOSデバイスと同期させると、このNHK語学プレイヤーでiOSデバイスにあるMusic(曲)からプレイリストに選択・追加することで聴くことができます。
※裏技として、取り込みの際に「オーディオブック」として音声ファイルを指定することで、テキスト(あくまでも自前で用意することが前提)と音声を結び付けて再生することができます。この場合はNHK語学プレイヤーでは対応していないため、iOS純正の「ミュージック」プレイヤーで再生します。
【Androidの場合】
AdnroidにUSBケーブルをさし、PCと接続し、上記ツールでダウンロードした音声ファイルをコピーします。
Xperiaの場合はWalkmanアプリが標準でインストールされているので、「Music」フォルダに音声ファイルをコピーすると、Walkmanで聴くことができるようになります。
NHKラジオ講座のテキストは電子書籍が便利
2011年4月にご紹介した時よりも電子書籍は日本でも徐々に広まっています。
そのおかげでNHKの語学講座テキストもこちらにあるように数多くの電子書籍店舗にて販売されており、PCやスマホ、タブレットから必要な時にすぐ購入できて利用できるようになっています。
どこで電子書籍を買うべきか?
ただ欧米に比較する国内の電子書籍市場は伸びているとはいえ、サービス提供会社(電子書籍店舗)によって書籍のフォーマットも異なり、閲覧できるアプリケーションも様々ですので、できるだけ同じサービスで購入することをおすすめします。
また電子書籍サービスによっては、定期購読が可能であったり、プリンターで印刷可能など機能が異なるので注意。
こちらはNHKのサイトで記載されていますので、確認してください。
尚、語学講座のテキスト(電子書籍版)にはサンプルコンテンツがあるので、それを使うデバイスで閲覧することで実際にどのように見えるのか確認することができます。
dalahastおすすめの電子書籍サービスは、間違いなく全世界でNO.1のシェアをほこるAmazonの提供する電子書籍ストア(Kindle Store)です。
紙への印刷はできませんが、Kindleフォーマットで統一されているので、AppleのiPhoneやiPad(iOSデバイス)やAndroid(Nexus7やXperiaなどAndroid OS搭載デバイス)に広く対応しています。
※国内では電子書籍リーダーメーカーが撤退していますので、今後はサービス提供会社もより収斂され整理統合されてくることが予想されます。
海外では米国でソニーが電子書籍から撤退して、楽天KOBOに移管しました。このようなサポートがあるサービスならばまだよいのですが、購入したコンテンツを末永く利用するためにもできるだけ安心できる会社のサービスを利用したほうが良いと思います。
その意味でも現状Amazon一択なのではないかと個人的には思ってます・・・
電子書籍を閲覧する方法
Amazonで購入した場合、閲覧にはそれぞれのOSにあったKindleアプリケーション(無料)をダウンロードして利用します。
購入後、転送できるデバイス数は制限がありますが、IDを併用することで家族でテキストをシェアすることができます。
電子書籍のテキストは本のテキストをそのまま電子化したものですので、通勤通学途中ではスマホでの閲覧が荷物にならず便利ですが、タブレットのほうが実際のところ見やすいです(スマホでも文字の拡大縮小もピンチイン・ピンチアウトで可能です)。
ただスマホであればいつでも音声+テキスト2つを同時に持ち運べ、スマホで音声を聴いていて、わからなかった単語やセンテンスを手元で確認できるのは大変便利です。
語学プレイヤーはバックグラウンドでの再生も可能ですので、電子書籍アプリで語学テキストをみながら学習することが可能です。
リモコン付きのイヤホンをあわせると、手元で聞き返しもできるので便利です。
スマホでNHK語学学習のまとめ
・スマホなら、ラジオ講座の音声とテキストを同時に持ち運べる。
・通勤通学時間の隙間時間でいつでも勉強できる。
・音声ファイルはNHK公式サイトのアーカイブ(1週間分)を活用することで無料で音声コンテンツ化できる。
・プレイヤーはNHK公式の語学プレイヤーがおすすめ(無料)。
まだまだ10月は始まったばかり。
新しく勉強をスタートするにはまだまだ間に合います!