炊飯器をあけたとたんに広がる、梅干や和風出汁の香り。
そしてプリプリ食感がたまらないタコが絶妙のバランスで、彩りと風味をプラスしている「夏」の炊き込みご飯です。
タコ飯は漁業が盛んな瀬戸内海沿岸や三重県鳥羽市の答志島の郷土料理として知られており、いわゆるシンプルに素材を楽しむ漁師飯です。
昆布とかつお出汁をとってつくるとより風味がでますが、顆粒の和風だしでも十分美味しく炊き上がります。
出汁をとる時間がない場合はこちらの簡単手順でどうぞ。
後乗せで千切りしたショウガを加えたり、具として湯抜きした油揚げをいれると風味が増すのでオススメです。
トッピングの組合せで御好みの「タコ飯」を追及してみると楽しいですね。
ただし、タコ飯本来の味を楽しみたい場合は、くれぐれも欲張って具材をたくさんいれないように・・・
炊飯器でつくる、タコ飯(たこ飯)のつくり方
【材料(2人前;1合分)】
・ご飯 1合分(お好みで)
・茹でダコ(足の部分)1本100g程度(5mm幅にそぎ切りにしておく)
・梅干 1個(種を取り除いて軽くたたいておく)
・エノキダケ 適量(3㎝幅に切っておく)
・大葉 2~3枚
・和風だしのもと 1/4小袋
・酒 大さじ1/2
・醤油(薄口醤油がベター) 大さじ1/2
【作り方】
1.米は炊く30分前に洗ってザルにあげて水気をきっておく。
2.タコはそぎ切り、エノキダケも3㎝幅、梅干は種をとって包丁で軽くたたいておく。
3.1を炊飯器にセットする。水は1合分よりも大さじ2程度少なくいれる。
4.3に和風だしのもと、酒、醤油を加えて、混ぜ合わせる。
5.最後にエノキダケ、タコ、梅干をのせ、時間通りにご飯を炊く。
6.炊き上がったら全体を混ぜわせる。
炊きがったばかりの炊飯器のフタをあけた瞬間、ふわっと広がる梅の酸味とタコの良い香りがたまりません。
よく混ぜわせて器に盛り付け、トッピングの大葉をのせて出来上がりです。