今日の食材は「こしょう豚」。
豚肉のかたまり肉が安く手にはいったら、わが家でも必ずつくる塩豚に、黒こしょうを少し多めにまぶしてパンチをきかせてラップで密閉して冷蔵庫にいれること数日間。
様々な調理に使えて、かつ冷蔵庫での保存もきく(冷蔵庫で1週間程度)ので、作り置きにもぴったりの一品。
塩をまぶしてラップで密閉し、冷蔵庫で熟成させることで、豚肉そのものに味が浸透して余分な水分が抜け出る「浸透圧」の仕組みを応用したレシピです。
豚肉の臭みも抜けて、肉そのものの旨味も凝縮されて、よりおいしくなります。
そして、多めの粗びき黒こしょうがよい具合でアクセントになって、スパイシーでおいしく仕上がりました。
茹でるもよし、煮込むのもよし、焼くのもよし。
これ一品で調理のレパートリーが広がります。
薄く切ってベーコンのように焼いて、目玉焼きと一緒に食べたり、冬野菜と一緒に煮込んでのポトフもそそられますが、今日は栗原はるみさんのレシピでスパイスたっぷりの「こしょう豚のスパイス炊き込みご飯」に挑戦してみることにしました。
「こしょう豚」の作り方
まず、「こしょう豚」をつくるところから始めます。
【材料:2人前】
- 豚肩ロース肉:250-300g
- 塩、黒こしょう(粗挽き):各小さじ1
【作り方】
- 豚肩ロース肉は常温に戻しておく。
- キッチンペーパーなどで豚肉の水気をよく拭きとり、塩(小さじ1)を全体的にもみこむようにまぶす。バットを使うとまぶしやすい。
- 次に粗挽き黒こしょう小さじ1も全体にまぶす。
- 空気がはいらないように、ぴったりラップで3を包んだら、
ジッパー付き保存袋(今回はアイラップを追加ました)にいれて、冷蔵庫で1~2日間ほどおく。でてきた水分を拭きとる。
※冷蔵庫で約1週間保存できる。
「こしょう豚のスパイス炊き込みご飯」の作り方
こしょう豚が完成したら、炊き込みご飯の準備へ。
【材料:4人前(鍋一つ分)】
- こしょう豚:250-300g
- 米:400ml(カップ2)
- ミニトマト:1パック(200g)
- スープ:カップ1+3/4(洋風顆粒スープの素小さじ1をお湯カップ1+3/4で溶いたもの)
- お好みのスパイス:ナツメグ、コリアンダー、クミン、チリなど
※チリパウダーは入れすぎると辛いので注意 - お好みでパクチー、パセリ等を彩りのアクセントに。
【作り方】
- お米は洗ってざるにあげ、約15分おいておく。
- こしょう豚は1㎝角に切り、ミニトマトはヘタをとっておく。
- フライパンにオリーブオイル大さじ1を中火で熱し、2の角切りにしたこしょう豚を炒める。
豚肉が色が変わり火が通ったら、ミニトマトを加えて炒める。トマトが皮がややはじけそうになる手前で火をとめる。
- 鍋(わた家はタジン鍋利用)に1のお米をいれ、3の炒めた豚肉とミニトマトをバランスよくのせて、スープを注ぎ、ふたをして強火にかける。
dalahastわが家では「タジン鍋」を愛用していますが、ルクルーゼなどの鍋などでもOK。
- 煮立ったら、弱火にして、約10分炊く。
- 10分たったら、強火にして約2分間炊き、火をとめて、そのまま10分間蒸らす。
- 蒸らし終わったら、お好みのスパイスを加えて、さっと混ぜあわせる。お好みでパクチーやパセリを散らす。
dalahast常備しているスパイスたち。
チリパウダーは辛いので注意。クミン、ナツメグ、コリアンダーをお好みでふりかけます。
キャベツとベーコンのスープをつけあわせてでいただきました。
実際に作って食べてみた感想
美味しさ:★★★★★
調理時間:★★★☆☆
手軽さ :★★★★★
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とにかく簡単で美味しい、一度はつくるべき。リピートレシピ入り決定!
- わずかな仕込み時間で、保存のきくこしょう豚は作り置きにもぴったり。
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粗挽き黒こしょう多めでパンチがきいていて、ジューシー。脂がうまい。
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角切りのゴロゴロ感が出て、見た目もボリューム感もあってよし。
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スパイス全体がふわっと口の中でひろがり、食が進む。