長年使っている2WAYビジネスリュックのハンドル部分が経年劣化でひび割れていました。
鞄そのものはまだまだ綺麗で使えるのですが、見た目がよろしくありません。
メーカーの有償修理も選択肢しとしてありますが、修理代が意外と高いということと、修理のためのいったん鞄を預けなければいけないこともあって面倒です。
そこで自分で簡単にハンドル部分の補強なり、修理がができないか思案していたところ、便利なものをみつけました。
その商品がこちらの「バックハンドルカバー」です。
私が購入したものは職人による手作りの本革のカバーで、2本セットで1,500円少し。
本革だけにやさしい手触りが心地よいです。
一方で安くすませたい方には、100均のダイソーにも似たような商品が存在します。
100均であれば商品名はそれぞれですが、トラベルコーナーに並んでいる「ショルダーベルト用パッド」です。
もとはハンドルが固くて持ちにくい、ハンドルのあたりが悪いので手にフィットさせたい、持ち手の汚れを防止したい等のニーズがあってか、この手のハンドル用カバーが販売されています。
素材がレザーの少し値がはるものから、ナイロン系、メッシュ地のものなどカラーバリエーションも豊富です。
本牛革製バッグハンドルカバー(バッグ持ち手カバー)のレビュー
素材の質感は?
私が選んだのは、横浜にある復職総合雑貨/洋傘店の”HATCHI”が手掛けるハンドメイドの本革製持ち手カバー(ハンドルカバー)。
皮は牛キップ、生後6ヵ月から1年以内の中牛革を使った日本製の持ち手カバーです。
生後6か月以内のカーフに次いで、キメ細かく美しく、やや厚手な上質の革が特徴の牛革は、手に握った時にしっくりと手になじみます。
また皮そのものに床面処理を施しているので、使っているうちに汚れや皮のかすやくずがでるのを抑える保護効果があります。
金具ホックはシックなアンティークゴールドなので、きらびやかというよりは落ち着いた雰囲気のホックは、写真でみるよりも少しくすんだ感じで目立ちません。
トータルでみて、質感はとてもよいですね。
持ち手カバーのサイズは?
持ち手カバーは標準的な15mm厚さ、縦が10.3㎝、幅が13㎝です。
ただ筒状にかぶせるので、実際にとりつけられるハンドルは3.3~3.5㎝になります。
↓閉じたサイズ 約3.5×13cm / 開いたサイズ 10.3×13cm
一方、取り付けたい私が愛用しているエースジーンのビジネスリュックは、持ち手部分のサイズが、ハンドルの周囲が6.6cm、幅14㎝。
ハンドルの周囲はぴったりサイズ。
やや幅がたりませんが、元からついているカバーの上からかぶせるので問題なし。
必ず、洋裁用のメジャーで測ることをオススメします。
ここでいい加減な目測だと失敗します。
持ち手カバーの装着感は?
劣化した持ち手部分にカバーをかぶせて、ボタンをとめるだけ。
一度ドタンをとめるとしっかりはまるので、そうそうボタンが外れる感じはありません。
もしボタンが上にでるのが気になる方はボタンを下側にしても、問題なさそうです。
Before 装着前はこのように劣化して気になっていたのですが・・・
After 装着後はこの通り、まるで純正かのようにぴったり、しっくりきてます。
程よい薄さで柔らかい皮なので、手にもしっかりフィット。
質感よく、高級感もあって大満足です。
これからも末長く使えるようになりました。
バッグのタイプに合わせて、ぴったり合う持ち手カバーを選ぶ
今回はビジネスリュックの持ち手部分の劣化を保護するべく、落ち着いた風合いの牛本革のカバーにしましたが、他にもバリエーションは豊富にあります。
バッグの持ち手の形状や素材、サイズによってお好みの持ち手カバーをみつけましょう。
ここではタイプ別におすすめの持ち手カバーを紹介します。
女性のハンドバッグやトートバッグにオススメ
持ち手が薄い場合と丸い場合にあわせて、サイズは2種類展開。カラーも12色と豊富。
ご自身のバッグのカラーと大きさにあわせて選べます。
素材は柔らかさと耐久性に定評のある国産PVCレザーを使用し、国産の生地を合わせて縫製しているので耐久性とクッション性があります。
ビジネスバッグにオススメのメッシュ生地で通気性抜群のカバー
サイズはH:16 cm/W:14.5 cm/D:1 cmとやや大きめ。
ワンハンドルのリュックにつけたり、ハンドル2つを1つに束ねるのに向いています。
また普段使いのバッグや鞄以外にも、旅行・出張用のキャリーバッグの持ち手につけると、握りやすくなり、キャリーの移動が楽になります。
ワンサイズ小さ目、H:13 cm/W:14 cm/D:1 cm もあります。
番外編:スーパーのビニール袋やエコバッグの食い込みを防止するグリップ
重たい買い物袋は指に食い込んで痛くなりがちですが、この柔らか素材のグリップをはさんで使えば苦になりません。
複数の荷物をまとめることもできるので便利です。
あきらめる前に使ってほしいバッグ持ち手カバー
古くなった鞄やバッグの持ち手を手軽に、新品同様にイメージチェンジすることができるのが「バッグハンドルカバー(バッグ持ち手カバー)」です。
それだけでなく、持ち手が傷んでしまう前に、汚れや劣化の保護のために新品のバッグにつけるのもあり。
また、普段使いのバッグに装着してクッション性をアップ、手や肩への負担を軽減することで、より持ちやすくするために使うことにも向いています。
自分にあった持ち手カバーを購入する時の注意点としては、補修したいバッグや鞄のハンドル部分のサイズをメジャーでしっかり測っておき、余裕をもったサイズのものを選ぶことです。
素材によっては多少伸縮性があるものもありますが、サイズをしっかり測ること。これ大事です。
鞄やバッグは長年使っていると愛着もあって、なかなか捨てづらいもの。
買い替えようかと思っている、そこのあなた。
ぜひこの便利なアイテムを使って、あなたのお気に入りの鞄やバッグをリニューアルして使い続けてみませんか?
個人的には質感よい薄めのスムースレザーがオススメです。