今となっては世帯普及率が7割をこえる温水洗浄便座(ウォッシュレット)も、「家電製品」だけに設置して10年以上経過すると、いつかは製品寿命が訪れます。
わが家に設置していたTOTOウォッシュレットも、ある日突然問題が発生しました。
便所掃除をしていたところ、便器下の床周辺がわずかに水で塗れていることが発覚。
水漏れは階下に浸水すると大変なことになるので、すぐに水のトラブル対応「暮らしのQQ隊」に連絡してきてもらうことにしました。
先日火災保険の水回りのトラブル無料サービスを利用したばかりだったので、そこは慣れたもの。
トイレの水漏れか、ウォッシュレットの水漏れか?
まずはセルフチェックをしてみます。
水に塗れた床部分をよくよくみてみると薄っすら水たまりがあります。
水分を拭きとってしばらく放置していると、またある一定の範囲で水に塗れた状態になるのです。
ただそれ以上水が広がる感じはありません。
トイレ便器そのものからの水漏れなのか?そのわりには水量が少ない印象。
それともウォッシュレットからの水漏れなのか?
よくよく観察してみると、トイレを使う度に水が漏れてきているようです。
またウォッシュレット側面の水道管から分岐しているホースの根元あたりがうっすら濡れており、そこから下にむかって水が流れた跡がありました。
ウォッシュレットからの水漏れが濃厚です。
とはいえそこは素人判断なので、専門家にみてもらうことにしました。
まずは無料で診断してもらえる火災保険のサービスを利用し、原因特定したら実際の修理なり交換する場合は業者を選べばよいのです。
最悪のケースでは、トイレ便器をはがして確認したり、便器そのものの交換が必要になってくるので、その場合はそれなりの交換費用を覚悟しておかないといけません・・・
ウォッシュレットからの水漏れ確定
水トラブル無料サービスを利用して、まずはチェックしてもらったところ、「ウォッシュレット」から水漏れしていると判明。
ただそれ以上はウィッシュレットの中までは業者にはわからないので、メーカーに診断していただ必要があるとのことでした。
次に呼んだのはTOTOのメンテナンスサービスマン。
ウォッシュレットの故障診断までは無料でみていただけるので安心です。
手直し可能な場合、出張費2,500円+技術料3,200円~+部品代(在庫あれば)。
ただし手直しができない場合や部品の在庫がない場合は費用負担はゼロです。
TOTOのチェックでウォッシュレット本体(バルブユニット)の故障と判明。ただし部品交換による修理はすでに本体が10年以上経過していることもあり、すでに廃番で部品がなく、本体を新調する必要があるとのことでした。
これは想定外の出費です・・・
TOTOの方から見積もいただけますが、割引がなく高いので他の安い業者をおすすめするとのことでした。
この際、交換するまではトイレの水道管から分岐するウォッシュレットのホースをとりはずして止水栓をとめる処置をしていただくことが大切です。
ウォッシュレットの電源コンセントをはずしておいても、トイレにつながる水道管とそこから分岐するウォッシュレットのホースがつながっているため、トイレの水を流す際に水が多少なりともウォッシュレットのホースをつたって漏れてしまうのです。
トイレの水道管から分岐するウォッシュレットのホースをとりはずすことで、継続的な水漏れが発生しなくなりました。
ウォッシュレット新調 TOTOアプリコットF3
数社見積をとって一番説明が明確で適正価格であった業者に発注。
これまで使っていたウォッシュレットはTOTOのアプリコットシリーズ(型番CZ789BP)だったこともあり、便器サイズにぴったりの同じメーカーの最上位シリーズ(型番TCF4731)をチョイス。
かかった費用は、
・ウォッシュレット交換費用:8,000円
・TCF4731本体費用:154,000円
から値引きが▲39,777円で、合計132,000円(税込)となりました。
量販店でもTOTOのシリーズはこれより2~3割ほど安価に販売されていますが、量販店モデルは通常版とラインナップが異なります。
今回は必要な機能などから総合的に判断して、TCF4731に決定しました。
工賃に関しても、もちろんウォッシュレット交換はDIYで安価に済ませることも可能ですが、水回りということと日常的に使うための安心料として専門業者に依頼しました。
※量販店で安価に購入したものをTOTOメンテナンスに有償設置をお願いすることも可能です。
アプリコット(型番TCF4731)に決めた理由は、
1.レストパル(背面にトイレタンクを隠しているTOTO規格)に対応するのはTOTOのアプリコットのみ
2.瞬間暖房便座はエコであるものの、設定温度が低く、冬場でも便座が冷たく感じられるというレビューも多数あったことから(※裏コマンドで設定温度を切り替えることも可能)、レバー式の瞬間便座なしのモデルに決定。
もっとも悩んだポイントは色。
アプリコットシリーズの前モデルにあった色が商品ラインナップをしぼったこともあり、欲しいカラー「ペールホワイト」(#N11)がなくなっていたのです。
2012年4月廃番され、「ホワイト」(#NW1)と「ペールホワイト」(#N11)が統合し、一本化されています。
公式サイト ペールホワイト( N11)は、 2012年4月より 廃番となります。
いろいろ調べてみると「ペールホワイト」が過去大変人気のカラーだったようですが、時代がかわり、シンプルな「ホワイト」が今は人気のトレンドカラーになっているようですね。
今回は悩んだ末に業者さんのアドバイスもあり、「ホワイト」をチョイス。
トイレの壁紙やレストパルのダーク木目調の色合いから、パステルアイボリーよりも明るい「ホワイト」を選んだほうがマッチするとのこと。
やはり専門業者のアドバイスは適切で、実際に設置してみて確かにトイレ室内の雰囲気にマッチしていましたので満足しています。
↓新型本体サイズは写真ではわかりづらいですが、薄くなっています。
↓リモコンはほぼ同じサイズで元のリモコンと同じ位置に設置されているので見た目の心配はなし。
ウォッシュレットの交換まとめ
・ウォッシュレットも「家電」なので10年経過すると交換が必要
・故障かどうか診断するだけなら、出張費・技術料もかからない(TOTO)
・DIYで格安にすませることもできるが、安心料をとって業者へ依頼がベター
・TOTOメンテナンスでも別途購入した本体の設置依頼も有償で可能
・色合いはプロのアドバイスが参考になる