高画質4K対応した新しいAmazonの「Fire TV Stick 4K」を追加購入しました。
「Fire TV Stick」とは、“テレビのHDMI端子に直接挿して、映像配信サービスなどが楽しめるデバイス”です。
わが家では4年前からFire TV、Fire TV Stickの2台を設置しています。
リビングや寝室にあるTVに後付けで設置できるお手軽なストリーミングデバイスとして、いまや自宅での映画や海外ドラマ視聴には欠かせない存在になっています。
従来のFire TV StickはCPUパワーが貧弱で、わが家の環境にもよるのですがWiFiがブチブチ途切れることが多かったこともあり、StickタイプのFireTVよりも、もっぱら高速CPU内蔵(2GHzと1.5GHzのデュアルコア)の 第2世代のFire TV(2015年)を主として使っていました。
BOXタイプのFire TVには無線LANに加えて、イーサネットポートが備わっていることから、 有線で安定した映像を楽しめることが最大のポイントでした。
またUSBポートやメモリーカードを差し込める点でも拡張性は高く、今でも現役で使っています。
いわゆる野良アプリというものも自己責任の上でインストールして、使い勝手をよくしたり、通常の使い方以外にも楽しめるのもポイントです。
本当はAmazon EchoとFire TVを合体させた日本未発売の「Fire TV Cube」の発売待ちだったわけですが、USで発売以来いっこうに日本でリリースされなかったこともあり、しびれを切らして Fire TV Stickをリニューアルすることにしました。
多少なりともパワーアップしていれば・・・程度の期待でしたが、期待以上にパワーがあり、サクサク動くので買って大正解でした。
「Fire TV Stick 4K」をオススメする5つのポイント
1.新型リモコンがより使いやすく進化!
新型のFire TV Stickは4K Ultra HDとHDR10に加え、HLG・ドルビービジョン・HDR10+にも対応して、さらなる高画質・高音質を実現しているだけではありません。
目玉は新型の「Alexa対応音声認識リモコン」が付属していることです。
Alexa対応スマートホーム機器を所有していれば、様々な制御連携が可能。
つまりAmazon Echo dotなどのスマートスピーカーがあれば、ハンズフリーでFire TVを操作することができるようになるのです。
もちろんその他機器を所有していなくても、基本的なAlexa機能はFireTV単体でも使うことができます。
使い方は簡単。
ボタン押しながら、Alexa対応のFire TV Stickに話しかければ、最新のニュースや天気などをテレビ画面に表示・再生します。
Amazon Musicなどのライブラリーからも音楽を再生するなんてこともできますよ。
また、各種スキルはスマホ等から追加設定可能なので、自分につかいやすいようにカスタマイズができます。
そして、新型のリモコンには、ボリュームやミュートボタンも追加。
さらにテレビ用の電源ボタンもついているので、Fire TVと連動する(HDMI CEC経由)テレビの 電源のオンオフできるようになりました。
つまり、新型のリモコンを利用すれば、Fire TV Stick 4Kだけでなく、TV、サウンドバー、AV受信機といった互換性のある幅広いIR対応デバイスの電源や音量を1つのコントローラーで制御することができるのです。
↓左が従来のリモコン、右側が新型リモコンです。
この点がなにかと便利で、これまでTVの電源オンオフや音量の調整は別のリモコンでしなければならず、多少なりとも使い勝手が悪かったのです。
地味ながらユーザーにとってはストレスフリーで喜ばしいポイントです。
2.CPUパフォーマンスアップでサクサク動く
旧型に比べると、Fire TV Stick本体はやや大きなサイズになっています。
そのためHDMI接続時に隣のHDMI端子と干渉する可能性が高く、回避策としてのHDMI延長ケーブルが 同梱されています。
↓上が旧型、下が新型の4K対応Fire TV Stickです。
旧Stickタイプは非力だったこともあり、フリーズもしばしば発生。
唯一懸念していた点が途切れることなく映像ストリーミングが体験できるかどうかでした。
実際に使ってみると無線LAN接続経由でも、以前に比べて映像再生のパフォーマンスはよくなっていることは体感できます。
新型はCPUのパフォーマンスが80%以上向上して、クアッドコアの1.7GHz、専用のGPU「IMG GE8300」も搭載されているため、サイズも大型になり、TVのHMDI経由で本体の給電ができなくなりました。
AC電源接続は必須で、この点はパワーアップとのトレードオフで致し方ないでしょう。
3.有線LANケーブルを接続することができる
今回、安定した映像を楽しみたかったので、万が一に備えて別売のLANケーブルアダプターを合わせて購入しました。
単体でも映像再生レベルが安定したとはいえ、無線LANの親機と少し距離があったこともあり、部屋のマルチメディアコンセントのLANコネクターに直挿して使っています。
旧Amazon Fire TV Stickには有線LANアダプタを接続できず、無線LAN前提だったこともあり、これはうれしいオプションです。
↓LANケーブルアダプターにLANケーブルとACアダプターを接続することで、Fire TV Stickが安定します。
4.プライム会員限定Prime Video等の魅力的な映像配信サービス
Amazonプライム会員になれば、Prime会員限定の様々なサービスを受けることができますが、その中でもダントツにお得なサービスがPrimeビデオです。
無料で国内・海外の映画やドラマを楽しむことができる映像配信サービスですが、Fire TVを使うことで大画面のTVで迫力のある映像(4KTV所有であれば4K映像)を楽しむことができるようになります。
他にもHuluやNetflix、スポーツのDAZN、dTV、dアニメストアといった有料映像サービスにもアクセス可能で、特に映画好きにはオススメです。
また、これまでスマホやタブレットでは視聴可能であった「TVer」がFire TVに対応することになり、民放番組の見逃し視聴ができるようになりました。
(2019.4.15~サービス開始)
TVerとは、在京民放5社(日本テレビ、テレビ朝日、TBS テレビ、テレビ東京、フジテレビ)が運営するキャッチアップサービス。
現在、在阪民放5社 (毎日放送、朝日放送テレビ、テレビ大阪、関西テレビ、読売テレビ)も含めた10社のコンテンツ をライブラリー形式で視聴することができます。
つまり、TVerを利用すれば、ハードディスクレコーダーで予約を忘れた場合でも、放送から1週間の期間限定で見逃した番組を楽しめます。
5.DLNAクライアントとしてメディアサーバにアクセスできる
Fire TVには映像・音楽サービス以外にも様々なアプリを導入することができます。
私が利用しているのが、「DiXiM Play Fire TV版」。
DiXiM Playを使えば、家庭内の同一ネットワーク上にあるBD/HDDレコーダーやnasneなどにFire TV経由でアクセスすることができます。
例えば、寝室にあるFire TVを設置したTVに、リビングにあるレコーダーやnasneに接続して録画した番組を楽しむことができるのです。
もちろんTVそのもののDLNAクライアント機能をつかって、同一ネットワーク上のメディアサーバに接続することができますが、UI含め使い勝手がとてもよいのでオススメのアプリです。
また、非公式アプリ「Kodi」もぜひインストールしておきたいアプリ。
こちらは無料ながら、Fire TV Stickをメディアセンター化、ネットワークで接続したNASやPCにあるコンテンツを大画面で楽しむことができます。
対応フォーマットが豊富なのが魅力的。
サイト Kodi
「Fire TV Stick 4K」 まとめ
「Fire TV Stick 4K」を購入すれば、これまでスマホやタブレットで視聴していたPrimeコンテンツを大迫力の映像と音声で鑑賞できる環境をお手軽に構築することができます。
また、お手持のスマホやタブレットとはミラーリング機能で連携することで、スマホの画面をテレビ画面に共有することができ、例えば写真などを家族で楽しむなんて使い方もできますね。
より詳細な仕様はこちら。
仕様 Fire TV Stick 4K(2918)
4K対応TVではなく映像出力は最大1080pで十分な方には、お得な「Fire TV Stick」があります。
4K対応テレビでなくても視聴は可能です。
価格差もそれほどないので、購入するならばこちらの4Kタイプをオススメします。