我が家のリビングにあるSONYのテレビ、BRAVIA KDL40W5(2009年モデル)。
バンドルされているオリジナルリモコンがこの「RMF-JD006」というモデルです。
このRMF-JD006の「お気楽リモコン」と呼ばれる機能は接続した同じSONYのBDレコーダー「BDZ-RX100」を直接操作ができる(いわゆるBRAVIAリンク機能)ので大変使い勝手がよく、いまではこのリモコンなしでの生活は考えられないほどの存在になっています。
またRMF-JD006は最近では安価な赤外線方式が主流になっているリモコンの信号方式の中にあって、「無線」方式を採用しているため、テレビに直接リモコンをむけることなく、逆向きでもリモコンで操作できるのでストレスフリーです。
これに慣れると他のリモコンは使えません。
リモコン音量ボタンの効きが悪いので分解
ところが、最近になって酷使したせいかリモコンの音量ボタンの反応が悪くなってきました。
当初はリモコンの買い替えを検討していたものの、すでにこのモデルは廃盤になっています。
また代替品のFelica非搭載リモコンのRMF-JD005やRMF-JD002が5,000円程度で販売されていますが、リモコンに5,000円。
ちょっと考える値段です。
ひとまず他に手段がないか調べてみると、どうやら分解して掃除をすれば接触不良などが改善されるというレポートがたくさんあがっていました。みなさん、悩みは同じなんですね。
【参考記事】
SONYのリモコン『RMF-JD004』を分解掃除 (ブログ:するめを食べながら覚え書き)
BRAVIA KDL-40W5用リモコン RMF-JD006の分解(ブログ:tm8/blog)
ということで、簡単そうなので自分で早速分解しようと決断。
分解するには特殊なネジ(トルクスのT8)でとめられているため、Amazonでビットが数種類セットになったこちらの特殊ドライバーセットを購入しました。価格は1,000円もしないので、リモコン買い替えよりは安くつきます。
こちらのセットには、全部で下記36種類の付け替え用ビットが含まれています。
<ビットの種類>
【トルクス】T3/T4/T5/T6/T7/T8(穴あき)/T9/T10(穴あき)/T15/T20(穴あき)
【六角/ヘクスローブ】H1.5/H2.0/H2.5/H3.0/H3.5/H4.0/H4.5
【ソケット】M3.0/M4.0/M5.0
【三角/トライアングル】▲2.0/▲2.3/【Y型】Y2.0
【星型】★0.8【丸型】◎1.5【U型】U2.6【ポジドライブ型】PZ1.5【スクエア型】SQ1.0
【マイナス】-1.5/-2.5/-3.5【プラス】+1.0/+2.0/+3.0
▼パッケージ裏面。付属のビット38種類が記載されています。
今回の分解に必要なのはT8(穴あき)です。
▼コンパクトなケースに収納されています。
▼上蓋を開けると、右側のビットが立ち上がり、取り出しやすくなります。
▼付属のグリップに、延長バー(エクステンションバー)を差し込み、次に先端には使うビットを差し込みます。
マグネット方式なので、軽く差し込むと固定されます。
▼グリップに延長バーとビット(トルクスT8)を接続したところ。
延長バーをつけることで、深い場所に届くため作業がしやすくなります。
マグネット接続ですが、すぐに抜けるようなことはありませんでした。
分解開始・・・そして挫折。しかし・・・
先ほど参考記事としてご紹介したサイトをみながら、分解開始。
これだけ丁寧に解説したブログがあるので失敗しようがないではないか!
参考サイト:
SONYのリモコン『RMF-JD004』を分解掃除 (ブログ:するめを食べながら覚え書き)
BRAVIA KDL-40W5用リモコン RMF-JD006の分解(ブログ:tm8/blog)
▼裏面の3つの個所のネジをはずして、解体していきます。
ところが、この後裏面のネジをはずした後の分解に難航します。
傷つけないように注意しながらも、ヘラやドライバーを使ってガシガシと爪をこじあけようとするものの、うんともすんとも言わない。
爪は上に3ヶ所、左右に各5ヶ所、下に3ヶ所あるのは事前に調べて知っていたものの、うまくはずすことができません。
そのうち、Felicaのケーブルを断線してしまう事態に・・・ orz
普段使っていなかったのでよかったものの、この段階で分解は断念し、元通りに組み直しました。
しかし、ここで偶然の奇跡が起こりました。 自力分解は断念して、もう代替品に買い替えようと思って諦めたところ、何気に触ったリモコンの音量ボタンの効きが改善されていることが判明。
ネジをはずしてガシガシやっただけ(Felicaの接続コード断絶は内緒)なのに、直ってしまっている。
おそらく分解に悪戦苦闘していたときの衝撃?で接触不良が直ったのかもしれません。 ということで、分解修理はくれぐれもご自身の責任で。