今年の雛祭は3色の色合いが春らしい、3段重ねの押し寿司ケーキをつくってみることにしました。
押し寿司の型には自宅にあった牛乳パックを使って、桃の節句らしく、ひしもち(菱餅)風にしたてています。
毎年定番のちらし寿司ですが、形をかえるとまた違った楽しみかたができますね。
菱餅の3色にはそれぞれ意味があって諸説ありますが、ピンク色は「桃の花」をあらわし、白は「清浄」や「雪の純白」を、緑は「健康や長寿」、「新緑」を意味するものと言われています。
いつもならば桜でんぶを使うところを、赤かぶの酢漬けを細かく刻んで酢飯に混ぜ合わせることで、食感も見た目もよく、なによりヘルシーになっています。
ひしもち風押し寿司の作り方
【材料(2人分)】
[酢飯]
・米 2合(この内、炊けたご飯390gを使う。)
〇酢 大さじ3+1/2(米2合分)
〇砂糖 大さじ1+1/2(米2合分)
〇塩 小さじ1/4(米2合分)
赤カブの酢漬け 4切
青のり 大さじ1
[飾り]
※卵 1個
※みりん 小さじ1
※塩 少々
※片栗粉 小さじ1/2
※水 小さじ1/2
△菜の花 4株
△酒 小さじ1
△みりん 小さじ1
刺身用サーモン 8切
いくら 少々
【作り方】
1.牛乳パックを8cm高さの筒状に切り、型を作る。
2.米を研ぎ、ザルにあげて30分間置く。炊飯器のすし飯用メモリの水加減で、普通に炊く。
3.合わせ酢(〇)の材料を混ぜて、溶かしておく。
4.赤カブの酢漬けは、極細かく刻んでおく。
5.錦糸卵用の材料(※)は、まず片栗粉・水を混ぜて水溶き片栗粉を作り、卵・みりん・塩も加えてよく混ぜる。卵焼き器で薄焼き卵を作り、細切りにする。
6.菜の花は茹で、花の部分だけ切っておく。△の酒・みりんを耐熱容器に入れ、電子レンジ(600W)で20秒加熱し、粗熱を取り、花の部分を漬けて下味をつける。
7.炊けたご飯に3の合わせ酢を加え、さっくりあわせる。(酸味を抑えたい場合、赤カブ分には合わせ酢を控えると良い。)
8.7のご飯の内、390gを使う。3等分に分け、青のり(緑)、そのまま(白)、赤カブ(赤)と、混ぜて色をつける。
9.1の型を菱型に整え、ラップを敷く。8のご飯を緑・白・赤の順に3層に敷き詰める。(各色のご飯を入れる度に、ゴムべら等で隅まで入れ、平らに整えて上から押さえ、次の色のご飯を入れる。)
10.サーモンは、バラの形に整える(4切れで1輪)。中心はきつめに巻き、ずらしながら1枚ずつ巻きつけて整える。
11.型からラップごと外し、ラップを剥がして、器に盛る。上に、錦糸卵・サーモン・菜の花・いくらを飾る。
※横からのショット。きれいに3色3段重ねになっています。
※上からのショット。サーモン、いくら、菜の花、錦糸卵が春らしく彩りよく、食欲をそそりますが、崩すことを躊躇してしまいます。
1.赤カブは、きれいに混ざる様に、とても細かく刻むと良い。
2.酢飯を詰める際、色ごとに押して平らにする事で、ひし餅のようにきれいな境目がつく。
3.錦糸卵は、全面に敷き詰めず控えめにすると、上面に赤カブの赤が見えて華やかになる。お好みで。
オススメ度:★★★★★