圧力鍋に燻製器、そして今回のタジン鍋。
5年以上前あたりからヘルシー志向な方が増えて、蒸し野菜や無水料理がブームになっていますが、我が家でもその時流にのってタジン鍋を購入したくちです。
普段使わないときはかさばって邪魔になりそうですが、あると便利な万能調理器具です。
今回は冷凍庫に常備してあるシーフードミックスをつかって、週末のランチにタジン鍋で時短パエリアに挑戦してみました。
ちょうどレシピブログさんよりGABAN・ハウスの調味料をいただいたこともあり、サフランを使ってみたかったから・・・
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タジン鍋とは
そのユニークなとんがり帽子状のふたが特徴的なタジン鍋。 もとはモロッコ伝統の調理器具です。
モロッコでは「タジン」とはじっくり煮込んだ料理や野菜シチューのことをいい、煮込みシチューをつくる道具が「タジン鍋」です。 タジン鍋の素材によっては、ガスコンロだけではなく電子レンジでも調理できる万能鍋なんです。
鍋蓋が高くなっていて蒸気が抜けないようになっています。 食材に含まれる水分が加熱されて水蒸気になっても蓋の内部を循環して、程よく蒸し焼きにしてくれるのです。
一般的にはスチーム料理をつくる鍋として人気ですが、我が家でもこれまでは蒸し野菜をつくってディップで食べるのがメインでした。
最近では豚バラ肉と白菜のミルフィーユ鍋にも活用しています。
タジン鍋をつかって調理すると普通の鍋でつくるよりも、早く調理できて、全体的に素材のうまみが凝縮されているような気がします。
今ではこのタジン鍋はル・クルーゼやStaub(ストウブ)、エミール・アンリ、マストラッドといったさまざまなメーカーから発売されており、鍋の材質もバリエーションありますのでお気に入りのタジン鍋を選ぶ楽しみもありますね。
我が家のタジン鍋は国産KINTOのスチームポット(1~2人用)です。
サイズは径が23cmで容量は700mlサイズで2~3人前は大丈夫な大きさ。 重さは1.6kg。
電子レンジはもちろん、食洗機やオーブンでもOK。
価格も安くて手頃でおすすめです。
タジン鍋でパエリアの作り方
早速作り方・・・をといいたいところですが、ほとんど鍋でつくるのと同じ手順です。いつもよりもふっくらご飯が炊きあがり、野菜や海鮮素材のうまみが凝縮されるような気がします。
またサイズも2~3人前なのでちょうど食べ切りの量で調理できるのがよいところ。
【材料(2人前)】
・お米 1.5合 (米は洗わないこと!)
・お水 1.5カップ
・シーフードミックス 適量
・サフラン(GABAN) ひとつかみ
・チキンブイヨン固形 1つ
・塩、黒胡椒 適量
・ピーマン 1個
・トマト 大なら1/2個
・ウィンナー 3本
・玉ねぎ 1/2個
・バター 大さじ1
・白ワイン 大さじ3
・ニンニク 1片みじん切り
・オリーブオイル 大さじ1~2
・パセリまたは香菜 適量
【作り方】
①ピーマンは短冊状に、玉ねぎはみじん切りに、トマトは角切りに、ウィンナーはななめ切り、ニンニクはみじん切りにする。
②お湯を分量分沸かして、チキンブイヨンとサフランを事前によく溶かしておく。
③フライパンにバターを熱し、事前に解凍しておいたシーフードミックスを炒め、白ワインをいれて蓋をして蒸し焼きにする。 海老が色づき全体に火が通ったら火を止めておく。
③タジン鍋にオリーブオイルを熱し、みじん切りしたニンニクを炒め、色づいたらみじん切りした玉ねぎを投入して透き通るまでよく炒める。 生米をいれて、透き通るまで中火でよく炒める。
④③に②のスープとトマトの角切りをいれて、塩・黒胡椒で軽く味付け、強火にして沸騰させる。
⑤沸騰したら、ウィンナー、ピーマン(食感を残す場合は後の蒸し工程で投入)、③のシーフードミックスを汁ごと投入して、タジン鍋の蓋をして弱火で約15分程度(10~15分程度で水分をチェック)熱する。
⑥15分後、水分がなくなり、米の芯が少し残る程度(お好みで)になったら火をとめて、蓋をしたままさらに約15分程度蒸す。 この蒸し工程は必須。ご飯がふっくらします。
⑦蒸終わったら、飾りに生パセリや香菜などをちぎりいれてできあがり。 お好みでレモン果汁をかけて食べる。