毎年この時期になると秋の箱根にドライブするのが恒例のイベントです。
箱根方面でススキの名所といえば、「仙石原」(せんごくばら)。ススキが黄金色づくこの時期は毎年多くの観光客でにぎわいます。
仙石原は湿地帯でもともと茅葺屋根用の茅(かや=すすき)を栽培する茅場だったそうです。
約18万平方メートルにわたる広大なエリアに広がる、黄金色に輝くススキの草原は圧巻の景色。
今回、わたしが訪問した10月初旬ではまだ黄金色と緑のススキが交わった状態ですが、なかなか壮観な景色でした。
おすすめは早朝9時ごろ箱根到着をめがけて出発し、朝一でススキの広がる仙石原を散策し、その足で箱根湿生花園(1km程度の距離)へ。
園内を散策するとちょうどお昼前なので、少し早目のランチをとれば混雑も避けることができます。
お手製のお弁当(お握りでも十分!)をもっていくのもよいかも。
はじめてここを訪問した時は、ススキの高原の上方にススキをかき分けて登っていき、頂上あたりで弁当を広げて、ススキを堪能しながら昼食をとりました。
この時期の箱根は肌寒いので、1枚羽織るものをもっていくことをオススメします。
◆箱根仙石原◆
【住所】
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原
【問い合わせ】
箱根町総合観光案内所/0460-85-5700
【交通】
・箱根登山鉄道箱根湯本駅より、箱根登山バス(湖尻・桃源台行き)で約30分、仙石高原停留所で下車すぐ
・車:東名高速道路御殿場ICより約13km
【駐車場】
仙石原浄化センター手前他 300台/無料(9月1日~11月30日/9:00~16:00)
※民間運営の有料駐車場もあるので、間違わないように!
現在の仙石原のススキが見ごろかどうかを確認するには?
箱根仙石原の見頃は9月下旬~11月上旬です。
小田急電鉄の運営する「箱根ナビ」で定期的にススキの状況をアップデートされているので、お出かけの前に現在のススキの状態を確認しておくことをおすすめします。
自然だけではない仙石原エリアの魅力
仙石原にはススキや箱根湿性花園だけではなく、周辺にはラリック美術館やポーラ美術館などの施設もあります。
自然を満喫するだけではなく、「芸術の秋」もあわせて楽しめるのが「秋の箱根」です。
定番はポーラ美術館。
ちょうど来年3末までの企画展示、「紙片の宇宙 Artists Books by 20th Century Masters」が開催されていました。
シャガール、マティス、ミロ、ダリの挿絵本の展示です。
箱根の景色が楽しめる清潔感あふれる白を基調とした[レストラン アレイ」でお食事もとることができます。
おすすめは企画展示と連動した、期間限定のアレンジメニュー(3,000円程度)。
また美術館の裏手にある「森の遊歩道」も2013年4月からオープンしているので時間があればぜひ。
その他、湿性花園のすぐそばにある「ラリック美術館」もあり、カフェ・レストラン「LYS」の中庭を望めるオープンテラスで、ちょっと贅沢にランチするのも気分が良くておすすめです。味はこちらのほうが良かった記憶が・・・※レストランとショップは入場無料で利用できます。
仙石原散策まとめ
・秋の箱根は仙石原のススキがおすすめ。
・事前にススキの穂の色づき状況を確認しておく。
・散策するなら、人が少ない早朝9時ごろがベスト。
・飲食店もあるのでランチには困らないが、おにぎり等お弁当持参でいくと楽しいかも。
・周辺には自然だけではなく、芸術の秋を堪能できる美術館や観光施設も。おすすめはポーラ美術館と星の王子様ミュージアム。
番外編 食の秋!?
↓ 食の秋ということもあり、仙石原のすすき草原のそばにある甘味処「よもぎ屋」さんでバニラあんソフトクリーム(490円)を。
アイスはよもぎソフトクリームです。団子がつくりおきのためか少し固かった・・・以外は粒餡はおいしくよもぎソフトとベストマッチ!
他にも定番のよもぎソフトクリームやよもぎクリームあんみつもあります。