タジン鍋でつくるちょこっと鍋シリーズは、栗原心平さんのレシピで「牛挽肉と花椒のすき焼き」です。
寒暖差のはげしい季節の合間にぴったりの鍋です。
味の決め手は四川料理には欠かせない、「花椒(ホアジャオ)」。
ピリッとしたしびれるような辛みが特徴のスパイスが、牛挽肉の旨味とあわせって、食欲をそそります。
味付け濃いめのすき焼きなので、溶き卵をたっぷりからめてマイルドにしてから、白いごはんと一緒にいただきましょう。
「牛挽肉と花椒のすき焼き」の作り方
【材料(2人前)】
- 牛挽肉 200g
- 薄力粉 大さじ1/2
- 花椒(粒)小さじ1
- 塩 小さじ1/3
- 黒胡椒 適量
- サラダ油 大さじ1
- みりん 100ml
- 醤油 100ml
- 砂糖 大さじ1と1/2
- ごぼう 80g
- 長ねぎ 1本
- 焼き豆腐 1/2丁
- 結び白滝 10個
- 溶き卵 2個※お好みで
【作り方】
- 花椒(ホアジャオ)は小さじ1をすり鉢で細かくする。
- 鍋の具材の下ごしらえをする。
・ごぼう(80g)はささがきにして10分ほど水にさらしてから、水気をきっておく。
・長ねぎ(1本)は縦半分に切ってから5~6㎝の長さに切る。
・焼き豆腐(1/2丁)は1㎝の厚さに切る。
・結び白滝(10個)はフライパンで乾煎りしておく(乾煎りで水分を飛ばすことで味がよくしみるようになる)。 - 挽肉団子をつくる。
・ボウルに1の花椒と牛挽肉(200g)、薄力粉(小さじ1/3)、黒胡椒(適量)をいれて、手で粘りが出るまで混ぜあわせる。
・12等分にして、まるめて団子をつくり、真ん中を指でおさえて軽くつぶす。 - 割り下をつくる。
・小鍋にみりん(100ml)をいれて、中火にかける。
・沸騰したら、弱火して砂糖(大さじ1と1/2)、醤油(100ml)を加える。
・1~2分ほど煮立たせ、砂糖が完全に溶けたら火をとめる。 - 鍋に具材をいれる。
・鍋(わが家はタジン鍋)にサラダ油(大さじ1)を熱し、長ねぎの半量を中火に焼く。
・長ねぎに焼き色がついたら、すみによせて、3の牛挽肉団子を並べて焼く。
・片面に焼き色がついたら、弱火にして4の割り下を加える。 - 煮汁が沸いたら、焼き豆腐、結び白滝、残りの長ねぎを加えて、ひと煮立ちしたら、ささがきにしたごぼうを加える。
- ごぼうに火が通ったら出来上がり。小皿に生卵を割り入れよく混ぜたら、鍋から取り分けていただく。
オススメ度:★★★★☆
dalahast
牛挽肉団子は小さなハンバーグのような大きさで、お子様からご年配の方まで食べやすいほろほろ食感です。
ただオリジナルレシピでは少し味つけが濃いため、割り下の味をお好みで薄めるなど調整したほうがよいでしょう。