外出中にペットがどのように過ごしているのか気になることはありませんか?
今回ご紹介するTP-Linkの「Tapo C220」であれば、誰でも手軽に自宅のペットの見守りカメラとして導入可能です。
「Tapo C220」は小さい本体とは裏腹に、搭載されている機能は必要十分。
ペットの見守りカメラとして要望の強い、
これらの機能を「Tapo C220」はすべてカバーしています。
Tapo C220の製品概要
注目のポイント
製品仕様について
Tapo C220製品仕様について
製品名 | パンチルトスマートAI Wi-Fiカメラ 「Tapo C220」 |
メーカー | TP-Link |
本体サイズ | 86.6 x 85 x 117.7 mm(幅 x 奥行き x 高さ) |
本体重量 | 191 g(実測値) |
電源 | 9V DC電源アダプター |
カメラ | |
・イメージセンサー | 1/3“プログレッシブスキャンCMOS ※スターライトセンサー対応 |
・解像度 | 2K 4MP QHD(2560×1440 px) |
・レンズ | 焦点距離: 4mm 絞り: F2.0 |
・視野角 | 水平に360°、垂直に114°(パン/チルト範囲) |
・ナイトビジョン | 850nm IR LED (最長10m) |
動画 | |
・動画圧縮 | H.264 |
・フレームレート | 2560×1440 15/20/25/30 fps (デフォルトでは15fps) |
音声 | |
・音声通話 | 双方向通話 |
・音声入/出力 | マイクおよびスピーカー内蔵 |
アクティビティゾーン | 対応 |
トリガー条件 |
動体検知、人物検知、ライン通過検知、タンパリング検知、泣き声検知、ペット検知 |
通知方法 | システム通知 スナップショット付き通知 (Tapo Care利用時) |
録画 | MicroSDカードスロット (最大512GBまで) ※注意事項 Tapo Careのクラウドストレージサービス (有償) |
ネットワーク | |
・Wi-Fi | IEEE 802.11b/g/n/ax, 2.4GHz Wi-Fi |
・セキュリティ | SSL/TLSによる128ビットAES暗号化 |
・ワイヤレスセキュリティ | オンデバイス学習 128-bit AES Encryption with SSL/TLS WPA/WPA2-PSK |
同梱物 | ・Tapo C220本体 ・電源アダプター(約3m) ・かんたん設定ガイド ・取り付け用ネジ ・取り付け用アンカー ・位置決めシール ・カメラ土台 |
Tapoアプリ(設定・映像閲覧用)
「Tapo C220」はTapoシリーズのカメラ同様に、スマホ用アプリケーション「TP-Link Tapo」を使えば、誰でも簡単に初期設定から設定したカメラを遠隔からリアルタイムに映像で監視したり、録画した映像を視聴することができます。
スマートフォン用アプリはこちら。
※より詳しい仕様については公式ページをご覧ください。
公式サイト Tapo C220仕様(TP-Link)
Tapo C220の製品レビュー
外観:コンパクトで無駄のないデザイン
「Tapo C220」はコンパクトな手のひらサイズのスマートカメラ。
セキュリティカメラを感じさせないラウンドフォルムは、やわらかな印象でナチュラルなインテリアにもなじみます。
そのままテーブルやキャビットに据え置きにするほか、付属のアンカーとネジを使って天井や壁面に固定することもできます。
最近ではサードパーティーから非公式ではありますが、各種マウントが販売されているので、設置場所に自由度があるのがよいですね。
カメラ性能:高画質・広視野角・高感度
夜間でも鮮明でクリアーな映像
ペットや子供の見守りカメラを選ぶ上で大切なポイントは、「高画質」で「広画角」であること。
「Tapo C220」は400万画素、2K QHD(2560×1440 px)と家庭用見守りカメラとしては十分な解像度。
動画も最大30fps(デフォルトは15fps)のH.264圧縮で、2K映像をスムーズに録画します。
また夜間でも最大約10m先までクリアーに捉えることができる、850nm IR LEDを搭載(ナイトビジョンモード)。
高解像度で環境ロバストネスを備えた、視認性のよい映像が特長です。
パン・チルト機能で視野角ばっちり!
カメラのレンズは、固定設置の状態では視野角: 88° (対角) ・75° (水平) ・ 41° (垂直)ですが、Tapoならではの首振り機能(パン・チルト機能)により、カメラ本体が回転することで水平方向に360°、垂直でも114°と広範囲をカバーすることができます。
見守り機能:スマートAI検知・自動追尾機能
スマートAI検知・通知機能
「Tapo C220」には、同シリーズではおなじみの「スマートAI検知・通知」機能が標準で装備。
カメラ本体側に搭載されている独自AIアルゴリズムにより、無料で基本的な検知機能を利用することが可能です。
検知対象は、Tapoアプリで選択して絞ることも可能。
動物体全般だけではなく、人物だけ、ペットだけ、車両だけといった物体を利用シーンにあわせてAIが認識します。
また、被写体だけではなく、アクティビティゾーンを設定することで、映像の一部の範囲だけに検知を限定したり、ラインをまたぐと検知するといった機能もあるので、設置場所や用途に応じて使い分けることが可能です。
これらの最新の機能が、この価格帯で無料で使えるのはまさに画期的です。
自動追尾(スマートトラッキング)機能
さらに「Tapo C220」には、検知した動物体を自動追尾しながら撮影する機能(スマートトラッキング)も搭載されています。
特にペットの犬や猫のように、一定の場所にととまらないで動き回る被写体を自動で追いかけてくれるので、ペットの見守り時にわざわざ手動で操作しなくてもよいので便利な機能です。
通信機能:マイクとスピーカー付きで会話できる
本体にはマイクとスピーカーが内蔵されているので、外出先からでもスマホのTapoアプリを通じで、お留守番中のペットに話しかけることもできます。
選べる録画スタイル:ローカル&クラウド
「Tapo C220」は、カメラで録画したデータを記録する方法をローカルとクラウドの2通りで選ぶことができます。
録画方法 | 内容 |
❶ローカルストレージ録画 | 本体に内蔵した別売りのmicroSDカード(最大512GBまで)に録画保存する。 ※4GB~512GBのSDHC or SDXCカードに対応 ※SDカードは非対応 |
❷クラウドストレージ録画 | TP-Linkが提供する有料クラウドサービス「Tapo Care」を契約することで、最大30日間の映像をクラウド上に録画保存する。 プランにもよるが、最大10台までのカメラを登録可能。 参考 Tapo Care(公式) |
選べる視聴スタイル:家族で共有可能
「Tapo C220」は、基本的にTapoアプリで遠隔でカメラ映像をチェックすることができますが、ユースケースにあわせて視聴スタイルを選ぶことができます。
視聴方法 | 内容 |
❶Tapoアプリ | TP-Link提供の公式アプリ。 1画面で最大4つのカメラを監視可能。 最大32台のカメラを8枚の画面で監視も可能。 家族間でカメラを共有可能(同時接続は2名まで) |
❷スマートスピーカー・ ストリーミングデバイス |
音声アシスタント(Alexa, Google)と連携することで、ディスプレイ付きのスマートスピーカーやストリーミングデバイスに接続したTVやディスプレイで監視可能。 ※5分経過すると自動的にタイムアウト ※低画質(LQ)のみ対応 参考 設定方法 |
❸PC用RTSP対応アプリ | VLCやiSpyなどRTSPに対応したPC用アプリケーションで監視可能。 参考 設定方法 ※メーカーサポート対象外 |
Tapoアプリで横画面でみたところ。
横にしてスマホ画面いっぱいにしてチェックも可能です。
Alexa搭載のスマートスピーカー「Echo Show5」では、Alexaのスキルを使えば、音声で呼びかけるだけで映像を確認することができます。
家族複数でも見守り可能
また、家族それぞれのスマホにTapoアプリをインストールして、それぞれ出先からリモートで監視することができるのも、「Tapo」シリーズ最大のポイントです。
カメラは最大で2つのアカウントに共有が可能で、定点監視のライブビューだけではなく、パンチルト操作もできます。
※権限設定はできません。
設定方法はこちらを参考にしてください。
参考 Tapoデバイス(カメラ・プラグ・LEDランプ)を家族などと共有するには
Tapo C220はこんなひとにおすすめ
実際に使ってみてわかったメリット&デメリット
ペットの見守り観点では、自動追尾時の稼働音や夜間の赤外線の明かりなど、ペットによっては神経質になってしまうなど(実家の犬・猫は大丈夫でした)、多少気になるところがありますが、総じて高機能なのに低価格であるのでコスパ面では満足しています。
既に導入済みのユーザーであれば、Tapoシリーズの複数台のカメラを1つのアプリでまとめて使えるなど、スケーラビリティの点で拡張性の高さが際立っています。
「Tapo C220」はペット見守りカメラとしておすすめ
以上、TP-Linkの見守りカメラ「Tapo C220」のレビューでした。
Tapo C220はパンチルト機能による広い視野角と、2K QHDの高解像度と基本的な性能は押さえつつも、AIによるスマート検知・通知機能や動物体の自動追尾機能など、これ1台でペットなどの「見守りカメラ」としては十分満足できる機能を搭載しています。
初めてTapoカメラを使うユーザーはもちろんのこと、すでにTapoシリーズのカメラを設置済みのユーザーでも、ペットが移動する部屋全体をカバーできるように複数カメラを設置したい方には、初期導入費用を抑えることができる点で特におすすめです。