忙しい毎日の中で、掃除にかける時間を確保するのはなかなか難しいもの。
特に、仕事や育児、家事に追われる日々では、掃除をついつい後回しにしてしまいがちです。
そんな時にこそ頼りになるのが、ロボット掃除機です。
今回レビューする「Tapo RV30 Max Plus」は、効率的で高精度な掃除を実現するだけでなく、自動ゴミ収集機能でゴミ捨てもお任せ。
掃除が終わるたびにゴミを取り出す手間が省けるため、忙しい日々の中でもストレスフリーで家を清潔に保てます。
また、専用のアプリを使えば、部屋の状況に合わせて掃除範囲や吸引力を細かくカスタマイズすることができ、まさにあなた専用の掃除ロボットが手に入るのです。
PR:本記事では、TP-Link様よりご提供いただいた製品を、実際に自宅環境で使用した感想をもとにレビューしています。
Tapo RV30 Max Plus の製品概要
注目した5つのポイント
「Tapo RV30 Max Plus」を使ってみて、個人的に注目したポイントがこちらの5つ。
この5つのポイントを中心にレビューしていきます。
こんな人にむいている
製品仕様について
参考 Tapo RV30 Max Plus(TP-Link公式)
製品名 | Tapo RV30 Max Plus |
メーカー | TP-Link |
カラー | マットブラック |
サイズ | ロボット掃除機:330 × 330 × 100 mm 自動ゴミ収集機:228 × 164 × 330 mm |
最大消費電力(動作時) | ロボット掃除機: 45W 自動ゴミ収集機: 650W |
最大消費電力(充電時) | 10W (DC20V 500mA) |
ナビゲーション機能 | LiDAR + IMUデュアルナビシステム |
段差乗り越え | 22mm |
落下防止センサー | あり |
無線通信規格 | IEEE 802.11 b/g/n, 2.4GHzのみ Bluetooth 4.2 (設定用) |
本体バッテリー容量 | 2600mAh(継ぎ足し充電あり) |
最大稼働時間 | 約150分 |
本体ダストボックス容量 | 300ml |
紙パック容量 | 3L(ゴミ捨て頻度の目安:約2か月) |
本体吸引力 | 5300Pa |
自動ゴミ収集吸引力 | 17000Pa |
本体ノイズ | 52dB (静音モード) 55dB (デフォルト/標準) |
モップ機能 | 水拭き対応(自動水流制御、水圧3段階調整) |
水タンク容量 | 300ml |
アプリ機能 | リアルタイムトラッキング、マルチフロアマッピング、スケジュール設定、バーチャルウォール、立ち入り禁止ゾーン、ゾーン清掃 |
音声コントロール | Google Home、Amazon Alexa対応 |
パッケージ内容 |
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Tapo RV30 Max Plus の製品レビュー
特長1:落ち着いたマットなデザイン
「Tapo RV30 Max Plus」は、光沢をおさえたマットな質感とブラックを基調とした落ち着いたデザインです。
余計な装飾がないため、リビングに置いてもインテリアに自然になじみます。
自動ゴミ収集ベースも小型化されて、一体型の中ではよりコンパクトな設計で、場所を取らずに設置できます。
本体の充電は自動ゴミ収集機側にある充電コネクタにセットすることで充電を開始します。
本体のバッテリーは2600mAh、利用状況にもよりますが最大150分の連続稼働が可能です。
もしバッテリーが少なくなっても心配いりません。
バッテリー残量が少なくなると、自動でドックに戻り、充電が完了すると中断した場所から再開します。
特長2:高精度なセンサーで効率的なお掃除を実現
「Tapo RV30 Max Plus」は、基本性能である吸引力が大幅に向上(Tapo RV10 Plusでは2000Pa/4段階から、5300Pa/5段階へUP)し、最新のセンシング技術により、精度面でも大きく進化をとげました。
以前レビューした「Tapo RV10 Plus」では、マッピングにジャイロスコープ、障害物検知に赤外線ライトを使用していましたが、上位モデルである本機では、LiDARとIMUの2つのセンサーを組み合わせ、居住空間のマッピング精度とロボット掃除機の制御性能が格段に向上しています。
センサー名 | 機能 |
LiDAR | Light Detection and Rangingの略称。 レーザー光を利用して、部屋の形状、家具の位置、障害物などを正確に検知し、高精度なマップを作成、効率的な清掃ルートを計画することができる。 暗い場所でも正確に周囲の状況を把握できるのが特長。 |
IMU | Inertial Measurement Unitの略称。 三軸の傾きと加速度を計測し、掃除機の位置情報や移動方向を把握する。 ジャイロセンサーは回転運動のみを検出するのに対し、IMUは加速度センサーとの組み合わせで、直線的な動きと回転運動の両方を検出し、より高精度な制御を可能にします。 |
実際に使ってみると、その差は明らかです。
「Tapo RV10 Plus」では動きがぎこちなかったのに対し、本機は非常に滑らかに動き、効率的に掃除していることがわかります。
掃除機の稼働状態・軌跡は、アプリでリアルタイムに確認が可能です。
高精度なセンサーと独自アルゴリズム(Tapo IQ+ Smart Cleaning)のおかげで、効率的な掃除の様子がうかがえます。
特に、最初のマッピングで、部屋の壁面などを一度の稼働で正確に認識し、地図を作成したことには驚きました。
この精度の高さは、LiDARとIMUの組み合わせによるものだと実感できます。
吸引力と水拭き掃除が1台でできるという利便性に加え、進化したマッピングと制御性能を備えた本機は、実売価格を考慮すると、間違いなくコストパフォーマンスに優れたモデルと言えるでしょう。
特長3:自動ゴミ収集でお手入れの手間を軽減
ロボット掃除機を選ぶ上で、私が一押しの機能が「自動ゴミ収集」です。
せっかくロボットに掃除を任せるなら、できるだけ手間を減らしたいですよね?
「Tapo RV30 Max Plus」には、そんな願いをかなえる、3Lの大容量ダストパックを備えた自動ゴミ収集ステーションが標準で装備されています。
ロボット掃除機本体のゴミをためる部分は300mlと、それほど大きくありません。
そのため、利用環境にもよりますが、だいたい1週間ぐらいでいっぱいになってしまいます。
つまり、普通のロボット掃除機だと、少なくとも週に1回はゴミ捨てをしなければいけません。
忙しい毎日の中で、わざわざ掃除機の中のゴミを出すのは、意外と面倒なもの。
ホコリやゴミに直接触れるのは、ちょっと抵抗があるという方もいるのではないでしょうか。
その点、「Tapo RV30 Max Plus」なら、そんな心配はもういりません。
大容量の自動ゴミ収集機が集めたゴミを自動で吸い取り、大きな紙パックにまとめてくれるのです。
この紙パックは約3Lと、本体の約10回分の容量があるので、使う頻度にもよりますが、約2か月くらいは交換せずにすみます。
つまり、満杯になるまで、最大2か月間もゴミ捨てから解放されるというわけです。
これは本当におおきなメリットです。
気になるゴミ収集時の音は、約15秒ほど連続可能するだけなので、あまり気になりません。
また収集タイミングも、自動排出モードでは合計30分経過したら自動的に収集するようにでき、掃除のたびに稼働しないようにも設定できます。
夜間は稼働させなくしたり、居住スペースの広さにあわせて収集タイミングを設定することも可能です。
特長4:吸引+水拭きを一台で実現
「Tapo RV30 Max Plus」は水拭き用モップを装着することで、水拭きも可能です。
ダストボックスと一体化した水タンクに給水し、モップをアダプターでロボット掃除機の底面にセットするだけで、自動的に水拭きモードに切り替わります。
水量は3段階の水圧調整が可能で、カーペットがある場所では事前にアプリでカーペットエリアを指定しておけば、賢くカーペットを避けて水拭きをしてくれるます。
吸引と水拭きが1台でできるロボット掃除機は、今では珍しくありませんが、付加機能として水拭きもできるのは非常に便利です。
ただ、最近では回転モップで強力に水拭きして、自動でモップ洗浄と乾燥までおこなう全部入りの高機能モデルもあるので、あくまでも簡易的な機能として割り切りが必要です。
水拭き機能は、モップの取り付けや水タンクへの給水といった手間はかかりあますが、例えば週に一度のフローリングの仕上げ掃除に活用するなど、吸引掃除と組み合わせることで、より清潔で美しい床を保つことができると感じました。
特長5:使いやすいアプリで操作性抜群
「Tapo RV30 Max Plus」は、Tapoシリーズ共通のアプリ「Tapo」を使って、初期設定や詳細なカスタマイズが簡単に行えます。
TPーLinkのアプリらしい直感的なユーザーインターフェイスで、多彩な機能が利用できます。
スマートフォン用アプリはこちら。
特に便利だと感じたのが、掃除エリアや侵入禁止区域を細かく設定できる機能です。
例えば、観葉植物が置いてある場所や子供のおもちゃが多い場所を避けたり、ソファの下だけを念入りに掃除するなど、部屋の状況に応じた柔軟ななカスタマイズが可能です。
アプリでは、掃除機が侵入できない領域を指定したり、仮想の壁を設定してその先に進まないようにすることができます。
さらに家具の配置も可能で、部屋全体ではなく、特定の家具周辺だけ掃除するように指示することもできます。
カーペットの設定も便利で、あらかじめカーペットエリアを設定しておけば、吸引レベルを調整したり、水拭き時にカーペットが濡れないように避けてくれるようになります。
「Tapo RV10 Plus」と比べると、アプリの機能性が向上し、カスタマイズの幅が広がったことで、よりパーソナライズされた清掃が可能になりました。
さらにAlexaやGoogleアシスタント、Siriとの連携により、音声で掃除機を操作できるのも大きな魅力です。
ソファに座ったまま「アレクサ、掃除して」と一言声をかけるだけで、ロボット掃除機が動き出します。
忙しい朝でも、ちょっとした合間に掃除を頼めるので、とても便利です。
まとめ:掃除のストレスを完全解放できるロボット掃除機
以上、TP-Linkのロボット掃除機最新モデル「Tapo RV30 Max Plus」のレビューでした。
これまで見てきた通り、「Tapo RV30 Max Plus」は、強力な吸引力と高精度なマッピング機能を兼ね備えた、魅力的なロボット掃除機と言えるでしょう。
自動ゴミ収集機能も搭載されており、掃除の手間を大幅に軽減してくれます。
水拭き機能も備えていますが、水の給水やモップの交換など、少し手間がかかる点が気になりますが、この点を差し引ても、総合的に見ると、この製品は高いコストパフォーマンスを誇っており、ロボット掃除機選びで迷っている方におすすめできる製品だと感じました。
ロボット掃除機選びで悩んでいる方で、特に高い吸引力と自動ゴミ収集機能を重視する方には、最初の1台としておすすめできるでしょう。
なじむ!