奈良のご当地ラーメン、スタミナ系ラーメンといえば「天理ラーメン」が有名です。
その中でも彩華ラーメン(彩華)と天理スタミナラーメン(天スタ)の2系列は特に人気の天理ラーメン店です。
学生時代に私がよく通っていたのは、当時JR奈良駅近にあった彩華ラーメン。
彩華ラーメンは1969年に天理市に屋台でオープンして以来、奈良県を中心に複数店舗展開しています。
醤油ベースのニンニクがきいたピリ辛のスープに、盛りだくさんの白菜にニラ、豚肉が具材が特徴です。
そして麺は細めの縮れ麺で、スープとからみやすくなっています。
奈良県外では食べることができない天理ラーメンですが、お手頃な通販セット(3食分)がありました。
あまりにも懐かしくて、早速取り寄せてみることにしました。
通販の天理ラーメンでつくる(生麺・炒め油・スープ付)
今回通販で購入したのは、彩華ではなく「天スタ」の天理ラーメンのライセンス商品です。
天スタは豆板醤の効いたピリ辛の豚骨ベースのスープに、さらに鶏ガラスープと数種類の野菜をブレンドしたもの。
旨味がとけこんだコクのあるスープが天理ラーメンの決め手なので、お店と同じ味を家庭で再現できるのはファンとしてたまりません。
またラーメンのもうひとつの重要なポイントである麺も、卵入りの自家製の細麺でほどよい甘味があり、食感ももっちりして美味しいです。
こちらが今回お取り寄せした「天理スタミナラーメン」(アイランド食品)です。
同梱されているのは、生麺3食分に炒め油、スープ。
特にラードをベースにした炒め油がポイントで、具材を特製の炒め油で炒めることで香ばしくなり、スープに旨味と香ばしさをプラスします。
尚、通販のセットには野菜など具材は含まれていないので、準備しておく必要があります。
基本の具材は白菜、ニラ、豚バラ肉の3点です。
これらの具材はどれひとつとして欠けても天理ラーメンは再現できませんので、ぜひ揃えましょう。
【材料(2人前)】
- アイランド食品「天理スタミナラーメン」(3食入り)
- 白菜 1/4個(お好みの量、葉先より芯のほうが美味しい)
- ニラ 5束(お好みの量)
- 豚バラ肉 100g程度
- 水300cc×3食分
- 豆板醤、すりおろしニンニク お好みで
【作り方】
- 豚バラ肉は食べやすいサイズに切り分け、白菜はざく切り、ニラは4㎝幅に切る。
- 鍋に生麺茹で用に1000-1500ccのお湯をたっぷり沸かしておく。
- 深めのフライパンに付属の炒め油をひいて熱し、1の豚バラ肉、白菜、ニラを炒める。
- しんなりしてきたら、お水900ccと付属のスープを入れて煮立たせる。
グツグツ煮込む。
- あらかじめ沸かしておいた鍋のお湯の中に付属の生麺をほぐしながら入れて、約1分半~2分程度茹で、茹で上がったらお湯を切って丼ぶりにいれる。
麺はもっちり。生麺が一袋100gなので、男性だとものたりないかもしれません。
2人前だと1セット3食分つくるとちょうどいいでしょう。
茹でること、約2分。1分半~と記載ありましたが、2分がちょうどいい感じ。
- 4の具材とスープを5の丼にかけたあとで、箸で麺をほぐして出来上がり。
- お好みで豆板醤やすりおろしニンニクを加えていただく。
天理スタミナラーメン(通販)の感想
お店の味を忠実に再現しているので、お取り寄せレベルでは十分満足度120%です。
ニンニク味が少しマイルドなので、豆板醤やすりおろしにんにくは追加で用意すれば、よりパンチの効いた天理ラーメンが再現できます。
今ではなかなか地元に帰省しても、食べに行く機会がないのですが、通販でも美味しい天理ラーメンが食べられるのでリピート確定です。
オススメ度:★★★★★
<商品仕様>
- 内容量:生麺100g×3、スープ50g×3、炒め油15g×3
- 保存方法:直射日光を避けて常温保存
- 賞味期限は製造日より90日
天理スタミナラーメンを自宅の材料でつくる
お取り寄せの天理ラーメンは非常に実店舗の味をそのままに再現率が高くて、満足しています。
とはいえ、毎回通販するよりは安価にこの味を自宅にある調味料を使って、なんとか再現できないかのか考えてみました。
【材料(2人前)】
<スープ>
- 水 800ml
- 塩 小さじ1
- 醤油 大さじ2~
- 豆板醤 小さじ1と1/2(お好みで辛さを調整)
- 味覇(ウェイパー)または創味シャンタン 大さじ1~(なければ鶏ガラ顆粒スープ)
- 塩 小さじ1
<ラーメンの具材>
- 豚バラ肉 100g程度
- 白菜 1/41/束(量はお好みで調整)
- 長ネギ 適量(ニラ半束の代用)
- ニンニク 2片 みじん切り
- 酒 適量
- 塩、黒コショウ 適量
- ごま油 大さじ1
<麺>
- 生麺 2玉(生麺は茹でるとふくれるので、意外とボリュームがアップします)
【作り方】
- 白菜は食べやすいサイズ(1.5~2cm幅)、長ネギは斜め切りにする。
- 豚バラ肉も食べやすいサイズに切り分けて、塩・黒コショウ・酒を振りかけておく。
- 深めの鍋(フライパン)にごま油を熱し、みじん切りにしたニンニクを炒め、香りがでてきたら2の豚バラ肉を加えて炒める。
- 肉が色づいたら、1の白菜と長ネギを加えて、しんなりするまで炒める。
- 4の鍋にスープの材料をいれて煮込む。
- 別鍋に湯を沸かして、生麺を茹でる(生麺の茹で時間に従う)。
- 茹で上がった麺の水気をざるできったら、5に加える。
- ひと煮立ちしたら完成です。
- 器に盛り付け、お好みで豆板醤、すりおろしニンニクを加えていただく。
実際につくってみたところ、見た目は天理ラーメン風。
味も普通のスタミナラーメンとしてはまぁ美味しい。
しかし味は本場天理ラーメンと比べるまでもなく、かなりぼけた感じでほど遠い。
もっとふんだんにすりおろしニンニクや牛脂などを使えばよかったと反省しております。
まだまだ改善の余地あり。
天理スタミナラーメンづくりの道は続く?