ノートPCを使う時に、大画面のデスクトップPC用ディスプレイを共有させて2画面で広々と使って効率的に作業を行いたいと思い、コンパクトなHDMI切替器を探していました。
ディスプレイを複数の機器で共有できるのが、HDMI切替器(セレクター)です。
以前、ご紹介したHDMI切替器(セレクター)は、リビングルームにあるテレビにゲーム機を複数台接続するとHDMI接続端子が不足したため導入、使用するゲーム機器に応じて自動で切り替えるためのものでした。
特に3台以上の複数機器を接続して、1台のディスプレイやテレビに切り替えて表示するものとしてには、端子がたくさんついているのでオススメの切替器(片方向)です。
一方、今回ご紹介する切替器は出力/入力側が最大2台までの双方向タイプの切替器です。
それほど接続台数が少ない場合は、デスクまわりにおいても邪魔にならない手動切替タイプのこちらをおすすめします。
私が購入したのはこちらの商品です。
OEM/ODM製品として似たようなデザインと仕様の製品が様々なメーカーより発売されていますので、ご自身の使い方にあった商品をAmazonで見つけることができます。
電源不要の双方向HDMI切替器(セレクター)のレビュー
双方向のHDMI切替器(セレクター)を早速レビューしていきます。
特長1:双方向タイプで2通りの使い方ができる
一般的に、HDMI切替器といえば、複数台の接続機器を1つの出力先に切り替えて出力するものが知られていますが、このHDMI切替器(セレクター)は双方向で使うことができます。
このHDMI切替器(セレクター)は、さらに逆向きに接続することで、1つの接続機器の映像を複数の出力先に切り替えて表示することもできるのです。
双方向(1入力2出力/2入力1出力)について、わかりやすく図でみてみると、基本的な使い方はこのような接続方法になります。
接続例1(2入力1出力):
- 1台のPCディスプレイ/テレビに、2台のゲーム機のどちらを映すかスイッチで切り替えて出力
- 1台のPCディスプレイ/テレビに、ノートPCとゲーム機のどちらを映すかスイッチで切り替えて出力
接続例2(1入力2出力) :
- 1台のHDDレコーダーをテレビまたはプロジェクターのどちらに映すのかでスイッチで切り替えて出力
注意点としては、同じ映像を2台のディスプレイに同時に表示するのではなく、切り替えてどちらか1台だけで表示させたい場合に使うものです。
※尚、複数台同時に出力したい場合はHDMIスプリッターを使います。
特長2:電源不要の手のひらサイズのコンパクト設計
御覧の通り、横4.9㎝×奥行5.1cm×高さ2.0㎝、重さ約74gのコンパクト手のひらサイズ。
電源も接続するHDMI機器から給電されるため、ケーブルまわりもすっきりして場所を取りません。
注意点としては、HDMI切替器そのものにACアダプターなどは必要ありませんが、実際の使用にあたっては切替器と接続するHDMIケーブルには、入出力とも給電されている機器に接続している必要があります。
特長3:4K×2K 60Hzの高解像度映像に対応
4K/60Hz対応しているので、PS Pro等の最新ゲーム機器にも接続可能です。
但し、60Hzで使いたい場合はHDMIケーブル2.0以上で接続する必要がありますので注意しましょう。
双方向HDMI切替器(セレクター)はこんな人におすすめ
- デスクトップPC用のディスプレイを有効活用したい
- ノートPCの画面を2画面にして作業効率をあげたい
- 机の上においても邪魔にならならコンパクトな切替器を探している
- ゲーム機とPCで1つの画面を切り替えて使いたい
- テレビ、またはプロジェクターに接続して切り替えて使いたい
- HDMI切替器用の電源が別口で取れない
たくさんの機器を接続するまでもないけれども、少数の接続機器をHDMI切替器を使って随時切り替えたい方にはサイズ感もほどよくて、コスパのよい商品だと思います。
まとめ:ノートPCを2画面にできるコンパクトなHDMI切替機
HDMI切替器(セレクター)は、
- 双方向タイプで2通りの使い方ができる
- 電源不要の手のひらサイズのコンパクト設計
- 4K×2K 60Hzの高解像度映像に対応
が特長の商品でした。
私のように既存のPC用ディスプレイ1台を、ディスクトップPCとノートPCで共有していて、随時切り替えて使いたい方には特におすすめです。
これまでケーブルを使用のたびに毎回抜き差ししていたのが、スイッチによる切替でストレスフリーになりました。
またノートPCを接続して2画面目として利用することで作業領域が広がり、効率的にデスクワークができるようになりました。
必要最低限の設計なので本体サイズも小さく、本体用に給電専用のケーブルが不要で、接続するHDMI機器よりHDMIケーブルを通して給電するので、スッキリします。
なにかとごちゃつきがちなディスプレイ周りでも邪魔にならないところも気に入っています。
今回ご紹介したHDMI切替器はカラーバリエーションも黒と白の2色展開。
インテリアにマッチする色を選ぶことができます。
忘れがちなのが、HDMIケーブルです。
既にディスプレイをHDMI経由で接続している場合は1本ケーブルがあると思いますが、HDMI切替器(セレクター)を使うことでさらに2本のHDMIケーブルが必要です。
私はこちらのHDMIケーブル(HDMI ver 2.0対応、2K×4Kの60HzでPS4 proやPS5対応)を購入しました。
これまで別用途で使っていますが、品質もよくコスパのよいケーブルです。
あわせていかがでしょうか?