雑誌のカレー特集をみていて無性に食べたくなったので、ベランダでぼうぼうに茂っていたレモングラスを使い、ベトナム風のカレーに仕上げてみました。
今回はココナッツミルクのまろやかな甘さと、サツマイモの甘さが相性バッチリなベトナム風のチキンカレー。
もちろんレモングラスの爽やかなエッセンスも凝縮されていますが、最後にいれるナンプラーの風味づけがなかなかいい仕事をしています。
ベトナムの魚醤、ニョクマムがなければナンプラーでも代用OK。
レモングラスはフレッシュなものがあれば茎部分を使いますが、ドライな葉だけでもあれば香りづけに使えます。
レモン汁をつかって代用するのもありかと。
↓そろそろ涼しくなってきたので、伐採して陰干しします。株元の白い部分はそのまま刻めば食べることができます。
また、鶏肉は骨付きをつかっていませんが、本場では骨付きのもも肉などをつかってつくり具材だけ別皿にとってライムなどを絞って食べます。
食べやすさを考慮して、今回は骨なしの鶏もも肉を使いました。
それでは早速ベトナム風チキンカレーをつくってみましょう!
◆ベトナム風チキンカレーのレシピ
【材料:4人前】
・鶏もも肉2枚 約400g
・玉ねぎ 1個みじん切り
・ニンジン 1/2本 乱切り
・サツマイモ 1/2本 乱切り 水にさらす
・にんにく 1片 みじん切り
・レモングラス(フレッシュな茎の部分) 2~3本
・ローリエ1枚
・唐辛子1本 種をとって輪切り
・ココナッツミルク400ml 1缶
・カレー粉 大さじ1
・砂糖 大さじ1/2
・ヌクマム(ナンプラー)大さじ1
・黒胡椒 少々
★鶏肉の下味用
・カレー粉 大さじ1
・生姜 すりおろし 1片
・ニンニク すりおろし 1片
・塩 小さじ1/2
・ヌクマム(ナンプラー)小さじ2
・砂糖 小さじ1
・黒胡椒 少々
①鶏もも肉は食べやすい大きさ(一口大サイズ)に切り、ボウルの中で下味用の★をまぶしてよく揉みこみ、冷蔵庫で1時間程度おいて味をなじませる。
②レモングラスは株元をすりこぎなどでたたいてつぶし、末端の白い部分(周囲の皮は取り除く)はみじん切り、残りの緑の部分は3~4cmにざく切り。
③サツマイモは皮をむき大きめの一口大に切り、水にさらす。その後、ラップをしてレンジで温めて、油を熱したフライパンでサツマイモのまわりが色づくまで焼いて取り出す。
④フライパンに油を大目(大さじ2)に熱し、ニンンクを炒め香りがでたら、玉ねぎ(みじん切り)、ローリエ、レモングラス(茎)のみじん切り、レモングラスのぶつ切り、赤唐辛子(種を取り除いて輪切りした1本分)をいれて炒める。
⑤④に下味をつけた鶏肉を加えて、こんがりと色づくまで焼く。
⑥水カップ1+1/2(300ml)とココナッツミルク1缶(400ml)、ニンジンを加えて、中火で20分程度煮こむ(ふきこぼれないように注意)。
⑦揚げたサツマイモ、残りのカレー粉大さじ1、砂糖大さじ1/2も加えて、さらに15分程度弱火で煮込む。
⑧最後にナンプラー大さじ1(好みで調整)、黒胡椒で味を調えてひと煮立ちしてできあがり。
◆クミンライスのレシピ(炊飯器バージョン)
レシピブログさんよりカレー用スパイスをいただいたので、クミンシードを使ったライスをつくりました。クミンライスはカレーにぴったり。
今回はクミン(パウダー)もクミンシードと両方いただきましたが、クミンシードを使います。
カレーの料理レシピ スパイスレシピ検索
【材料(4人前)】
・白米 3合
・GABANクミンシード(ホール) 小さじ1
・バター15g
・グレープシードオイル 大さじ1
・塩 少々※お好みで食べるときにどうぞ。
【作り方】
①白米をとぎ、分量分の水とともに炊飯器にセットする。
②フライパンにサラダ油を弱火で熱し、数粒のクミンシードを加えて、小さい泡がでるまで待つ。飛び跳ねるので注意!
残りのクミンシードを加え、焦げないように炒めて香りがたったら火をとめる。
クミンシードの香りをオイルに移す作業です。
③①に②をサラダ油ごと加えて、バターをひとかけらいれて通常通りに炊き上げる。
※焼きたてご飯にクミン(パウダー)をふりかけてよく混ぜあわせたものでもOK。
炊き上がったら、しゃもじでよく混ぜ合わせます。
あとは盛り付けです。
クミンライスを丸く皿の少し端によせて盛ったら、チキンカレーの具とスープをまわりに。
お好みでパクチーなどをそえて彩りよく。
いつものスパイスの効いた辛いチキンカレーも大好きですが、たまにはココナッツの甘味でやさしいチキンカレーもなかなかよいですね。