恵比寿にある「酒彩蕎麦 初代」の看板メニュー、「白いカレーうどん」。
見た目のインパクトだけではなく、クリーミーなムースとスパイシーなカレーとの組合せが癖になります。
上にのせられた白いメレンゲのような、ホイップクリームのようなものの正体。
それは・・・ふかしてこしたジャガイモに生クリームとそばの二番だしを足したものだそう。
クリームをのけると、まさか底から黄色いカレーうどんがのぞいてくるなんてことは、初めて食べる人にはとても想像もつきませんね。
今回はお店ほどは凝ったものではないのですが、それに近しい味を再現すべく、試しにつくってみることにしました。
カレーうどんのベースとなるカレーソースは、こちらのカレー南蛮蕎麦でつくったレシピを少し改善(カレーソースをかためにしました)して、白いムースをのせます。
斬新!白いカレーうどんのレシピ
ポイント 白いクリームはジャガイモのムースと生クリームの合わせ技
【材料(2人前)】
<ジャガイモのムース>
・ジャガイモ 大1個(ミニなら2個)
・卵白 2個分
・生クリーム 100cc
・牛乳 60cc(大さじ4)
<カレーうどん>
・牛肉 適量(100g)
・玉ねぎ 1個
・水 600cc
・顆粒和風だしの素 小さじ1程度
・日本酒 小さじ1
・麺つゆ 大さじ3(原液)
・カレールー 2カケ
・カレー粉 小さじ1
・片栗粉 小さじ2(水 小さじ2で溶いて水とき片栗粉)
・うどん(冷凍うどんでも可)2玉
・粗挽き胡椒 少々
・ディル(飾り)
・ピンクペッパー(飾り)
・卵黄 2個(お好みで)
【作り方】
<カレー>
1.牛肉に少量の日本酒と塩(分量外)を揉みこんでおく。
2.玉ねぎは薄切りにする。
3.深めのフライパンに油を熱し、1の牛肉を炒める。
4.火が通りかけたら、2の玉ねぎを投入して炒める。
5.水600ccを加えて、灰汁を取り除く。
6.麺つゆ 大さじ3、顆粒和風だしの素、日本酒小さじ1を加える。
7.片栗粉小さじ2を水小さじ2で溶いたものを6に少しずつ加えてとろみをつける。
<ムース>※カレーソースを先につくり、食べる直前にムースをつくり仕上げる。
1.じゃがいもは皮をむいて角切りにして、水を多めにまぶし、耐熱容器で600w約4分程度加熱してやわらかくする。
2.ボウルでジャガイモをマッシュして、生クリームと牛乳を加えて、フードプロセッサーやミキサー、ブレンダー等でなめらかになるまで混ぜあわせる。
3.卵白は別ボウルでハンドミキサーでメレンゲにする。
4.メレンゲ状態の卵白を2に何度かにわけて加えてさっくりと混ぜあわせる。
<盛り付け>
1.茹でたうどんを器にもりつけ、カレーソースをかける。
2.その上に1のジャガイモのムースをひろげる。
3.黒胡椒をふりかけ、アクセントにフレッシュディルの葉とピンクペッパーを飾りつけて出来上がり。御好みで卵黄をそえる。
白いカレーうどん雑感
とりあえずつくってみた「白いカレーうどん」。
お味は間違いなく、とっても美味しかったのですが、みためが「とろろカレーうどん」、「ポタージュカレーうどん」っぽい感じになってしまいました。
今後の検討事項としては、白いクリームの質感です。
今回は生クリームを控えめにしたこともあり、実際の初代さんのクリーミーなムースとはやや違った感じになりました・・・
調べてみると、世の中ポタージュカレーうどんなるものがあります。
その派生であることは間違いありませんが、ただ、やはり本家本元の味はプロの味。
ホイップ感がすごいのだけど、しっかりとジャガイモを感じることができる極上のムースです。
まさにこのクリーミーなムースがポイントなのです。
一度食べると、またお店にでむいてでも食べたくなります。
↓先日食べた本家本元の「白いカレーうどん」はこちら。
すごい量のムースがどどーんとのっかっているのですが、しつこくなく、口の中でさらっと溶けるんです。
しかもくどくありません。絶妙のバランスです。
ジャガイモが強すぎると、黄色いクリームになってしまうため、ここは要調整かもしれません。
また生クリームのホイップ感をだすためには、絞り袋でほどよく絞れる固さにしなければいけません。
そのためのアイデアとして・・・
<アイデア1>
蒸してこしたジャガイモ+出し汁をあわせて、生クリームホイップの濃度(固さ)と同じぐらいにゆるめる。
<アイデア2>
出汁をあわせた少し硬めのジャガイモ+ホイップした生クリームを3回ぐらいわけて混ぜ合わせる。
すると、絞り袋でしぼれる固さのあるムースになるのかどうか?
こちらは次回作る時にポイントとしてメモしておきます。