冷え込む季節になってきたので、身体の芯から温まる、山形の郷土料理「芋煮」をつくってみることにしました。
参考にしたのは土井善晴先生の芋煮レシピ。
醤油仕立てと味噌仕立ての芋煮がありますが、土井先生の芋煮は牛肉を使って、スープは味噌ベースに醤油で味を調えたもの。
一般的に、日本海側の庄内地方は豚肉を使用した味噌仕立ての芋煮、内陸地方は牛肉を使用した醤油仕立ての芋煮が主流だそう。
次回は醤油ベースの芋煮にもチャレンジしてみようと思います。
味噌仕立て「芋煮」の作り方
【材料(2人前)】
<具材>
- 里芋 300g(大き目サイズ6個)
- 牛肉の切り落とし 150g
- こんにゃく 1/2枚
- ごぼう 1/2本(さきがけ)
- ねぎ 1本
<煮汁>
- 味噌 40g
- 酒 1/2カップ
- 水 カップ3
- みりん 大さじ1
- 醤油 大さじ1程度(醤油をいれる前に味見をすること)
【作り方】
- 里芋は洗わずに根元のかたい部分を切り落として、皮をむき、水できれいに洗って、水気をきっておく。
dalahastわが家では皮をむきやすくするために、里芋は洗ったらそのまま水気をきらずに耐熱ボウルにいれて、電子レンジで1分程度かるく加熱しています。
またヌメリをとるため、皮をむいた里芋に塩を少しふり30分程度ボウルの中でごろごろとまわしたら、水で洗い流しています。こんにゃくは大さじスプーンで一口大にちぎって水から茹で、ざるにあげておく。
ごぼうはたわしで洗ったら(洗いごぼうなら軽く洗う程度)、大きめのささがきにして水にさらし、水気をきる。
ねぎは斜め切り、牛肉も食べやすい3センチサイズで切り分けておく。 - 鍋を中火で熱して、牛肉をいれて、木べらで混ぜていりつけながら火を通す。
肉の色が変わったら、味噌を加えていりつけ、香ばしく焼けたら取りだす。
- 同じ鍋に、里芋・こんにゃく・ごぼうをいれて中火にかけ、酒を加えて、鍋底にのこった味噌をこそげて混ぜ、全体になじんだら、水を注ぐ。
沸騰したら、弱火で10分程度、アクをとりながら、里芋が柔らかくなるまで煮る。dalahast竹串などで里芋をさしてみて、すっと通ればOKです。
- 取り出しておいた牛肉を戻し入れる。
再び煮立ったら、ねぎとみりんを加えてさらに10分程度煮込む。
最後に醤油で味を調えて完成です。dalahast醤油は大さじ1程度ですが、必ず醤油入れる前の味をみてから調整します。
わが家では大さじ1/2程度が好みの味でした。 - 器にもり、好みで七味をかけていただく。
オススメ度:★★★★★
dalahast
味噌ベースのスープに牛肉と野菜の出汁がしっかりついているので旨味十分。
里芋のねっとり感が癖になりますね。