春の訪れとともに、「よもぎ」のはいったお餅を無性に食べたくなります。
よもぎがたくさん練りこまれたよもぎ餅やよもぎ団子は、そのなんともいえない爽やかな新緑の香りが、やさしく心を落ち着けてくれるのです。
温かい日本茶と一緒にいただくことで、さらに格別なおいしさになります。
子供の頃から特に好物だったのが、甘い餡を包んだ「よもぎ団子」。
普通の白い切り餅や大福よりは、和の香りを感じるよもぎ団子(餡子入り)がなによりも大好物でした。
今では私の住む地域ではなかなか自生の蓬をみかけることもなくなり、必然的に市販のよもぎパウダーを買って練りこんでつくることになるわけですが、さすがに新鮮なよもぎと比べると風味が足りない気がします。
過去にはよもぎパウダーを買ってまでつくりましたが、もっと手軽につくりたい。
おもいたったら、ぱっとつくれてさっと食べたい。
季節問わず簡単においしいよもぎ団子をつくりたい。
そんな時に目についたのが、今年の正月に備えてカルディ(KALDI)で買い置きしておいた、杵つきよもぎ餅(株式会社もちや製造)でした。
切り餅タイプで、1つずつ真空パックされているので香りがよいままに長期保存がきくのもポイントです。
この切り餅を使うことでいつでも美味しいよもぎ団子をつくって食べることができるようになりました。
切り餅からつくる「よもぎ団子」のレシピ
【材料(2人前)】
- よもぎの切り餅 2個
- 水 適量
- きな粉 適量
- 缶詰の餡子 1缶(小鍋で煮つめて冷やしておく)
【作り方】
1.よもぎ餅をボウルにいれて、浸るぐらいにお水をいれる。
2.ラップをして電子レンジで約2分半温めて取りだし、やわらかくなった餅をすりこぎ棒などでついて混ぜあわせて1つにまとめる。
やわらなくなるので、さらにすりこ木棒などをつかってこねて、一体化させる。
3.別途トレーにきな粉をしいておき、そこに2の餅をおき、まんべんなんくきな粉をまぶす。
※きな粉がもちとり粉(片栗粉)の代わりになり、べとつきづらくなる。
4.3の餅をスケッパーで4等分にして、それぞれうすく平らにのばす。
5.別途小鍋で煮詰めておいた缶詰の餡子を中にいれて、丸めてさらにきな粉をまぶす。
※1個ずつ順番に平らにして餡子を包んだ方が乾燥しなくてよい。
お好みの日本茶とあわせて、どうぞ。