関東では旬が12~2月の鰆(さわら)。
ちなみに鰆は回遊魚のため地域によって旬が異なるそうで、関西ではその名の通り、春が旬です。
この時期の鰆は産卵期前なので脂ののった「寒鰆」で、やわらかく身離れしやすい、ふっくらした白身が特徴です。
また鰆の餌はサンマやイワシなので、EPAやDHAが豊富で栄養価の高い魚です。
DHAはサンマよりも含有量が多く、生活習慣病の予防効果の高いことでも知られています。
今回は江戸時代より伝わる、北村祐庵が考案した「柚庵焼き」でいただきます。
寒鰆の柚庵(幽庵)焼きのレシピ
【材料(2人前)】
・鰆(さわら)の切り身:2切れ
・柚子(ゆず):輪切り2枚
<A 漬けだれ>
・醤油:大さじ1
・みりん:大さじ1
・酒:大さじ1/2
・柚子(ゆず) 1/2個分 ※レモンで代用可能
【作り方(調理の目安時間:15~20分程度)】
1.鰆(さわら)は<A>の漬けだれに20分漬ける。
2.オーブントースターで1の漬けだれの汁気をきって焼き、途中漬けだれを3回ほど塗る。
3.皿に盛りつけて柚子(またはレモン)の輪切りを添えて出来上がり。
こちらの旬な秋鮭でつくる柚庵焼きもなかなか美味です。
魚料理を極めるなら、こちらの本がおすすめです。