アセットアロケーションの比率について

金融
アセットアロケーションを検討するにあたって、まずご自身の希望する「期待収益率」を計算する必要があります。各アセットクラスに応じた期待収益率を計算して最終的にトータルでの期待収益率を計算しますが、主に以下のような計算方法があります。

1)ヒストリカル法(過去の長期的なリターンの平均を計算)
2)ビルディングブロック法(リスクフリー資産の利子率に資産毎のリスクプレミアムを上乗せ計算)
3)シナリオアプローチ(経済シナリオ毎の期待収益率を計算し、発生確率を掛け合わせて計算)

私の場合は投資当初はEXCELで期待収益率を計算したりしましたが、今では各WEBサイトのサービス・WEBツールや証券会社の提供するアプリケーションサービスにより手軽に試算することができますので、そちらを利用したほうが効率的だと思います!

◆おすすめのアセットアロケーションを計算するサービス
・ファンドの海 「長期投資予想/アセットアロケーション分析」
・タロットのポートフォリオ理論[ココログ分室]EXCEL版 「効率的フロンティア計算シート Ver.1.1.1」
・わたしのインデックス myINDEX 「資産配分ツ-ル」 ※無料ユーザー登録が必要
(注意)ご利用するツールは自己責任でお願いします。ツールによっては前提条件が異なります。

アセットアロケーションの比率は各個人によって許容リスクも異なりますので、最終的にはご自身にあったアセットアロケーションを決めます。そのためには各個人が許容できるリスクがいくらまでであれば大丈夫なのか?ということを知っておく必要があります。
つまり、リスク許容度とはいくらまでなら最大で耐えることができる損失額なのか?が重要で、リータン(期待収益率)はあくまでも過去のデータや現在の時価総額等から算出される期待収益率ですので、まず各個人の年間の最大損失額が逆算してアセットアロケーションを組むのが現実的だと思います。

リスクの許容度合は各個人の貯蓄額はもちろん、収入・支出や年齢、将来的な予定(ライフプラン)等の複合的な要素によって異なりますので、 上記ツールを使って毎月の投資金額からリターン率よリスク率を計算して、将来的な期待収益と失うかもしれないリスクの確率を理解しておきましょう。

ちなみに、現在のアセットアロケーション比率で入力すると、期待リターン(年率)4.71%、リスク年率(12.56%)、効率的フロンティアは以下の通りになりました。


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